「高瀬は両親が亡くなってしまったり、悲しい過去のある子なんですけど、それを感じさせないくらい明るくて。その屈託のない明るさは、幼少期の直虎(柴咲コウ)さんに似ているかなと思っています。私も、思ったことをすぐ行動に移すところは似ているかな、って」
14年の『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを獲得し、芸能界入りした高橋ひかる(15)。『おんな城主直虎』では直親(三浦春馬)の“忘れ形見”を名乗り、井伊谷に現れた少女・高瀬役で、テレビドラマ初出演が大河デビューという大抜擢。
「現場に入るまで少し時間があったんですけど、ずっとドキドキしてドラマを見ていました。なじめるか不安もありましたし。でも、現場はすごく楽しくて、充実した時間を過ごさせていただいています」
晴れて井伊家の姫として迎え入れられた高瀬。もともとは農民の娘として育てられた設定だが、所作には苦労しているという。
「姫の衣装だと着物なので、歩幅が狭くなるんです。早く歩かなきゃ、と大股になって、着崩してしまうときもありました(笑)」
今年から高校生になり、実家のある滋賀県から母親と一緒に上京し、東京で暮らし始めた。
「今までは私が実家から通っていたということで、時間的に挑戦できなかったお仕事もこれからはできるようになりました。それはすごく楽しみです。
まずは高校を卒業できるように勉強も頑張ってしっかりお仕事と両立させていきたいと思っています。女優として、表情ひとつや言葉ひとつで、人の感情を動かせる女優になりたいですね」
高橋ひかるのストレス発散法
「お母さんとふたり暮らしになってから、料理にハマりました。ふたりで交互に食事を作るので、気分転換にもなりますし、自分の食べたいメニューを作っています。得意料理は、から揚げとかハンバーグ。お肉系の料理が好きです。早く友達に振る舞えるくらい、料理の腕が上がればいいなと思っています(笑)」