「やったぞーー!オレ、勝ったんだよ!」
6月19日に開催された格闘技イベント『THE MATCH 2022』にて、『K-1』スーパーフェザー級王者・武尊を判定で下した、キックボクシング『RISE』フェザー級王者・那須川天心。試合後のリング上で涙ながらに感情を爆発させると、その姿にもらい泣きするラウンドガールを映し出した感動シーンが配信された。
元はフジテレビ系列でも放送予定だった同大会、そして“世紀の一戦”だったが、同局は土壇場で中継見送りを発表。すると天心は自身のツイッターを更新して、《お金の為じゃねえんだよ 未来の為にやってんだよ 子供達はどうすんだよ》と怒りと悔しさを滲ませ、同じくインスタグラムでも、
《目先のお金なんてちっぽけだし 俺はお金の力には負けたく無い この試合は沢山の子供達、未来のある人達、より多くの人に観てもらいたい それには地上波しか方法は無い》
あらためて武尊との試合を“子どもたちのため”として正当性を主張。結局は地上波放送は叶わず、ネットテレビ『ABEMATV』の“ペイパービュー”方式の配信によって生中継されたのだった。
格闘技ファンに汚された“聖地”
ところが、その中継に決して映ることがなかったのが、熱戦が繰り広げられた東京ドームの余韻と感動をぶち壊すような光景ーー。
《素晴らしい試合ばかりだったけど こういうゴミを見ると最後に嫌な気分になりますね》
《これが昨日の試合後のドーム内 ゴミの片付けもできない奴が 会場で試合みる資格なんてねーんだよ》
おそらくは現地で観戦したユーザーなのだろう。呆れと憤りのコメントと共にSNSに投稿されたのは、試合後の会場内を撮ったと思われる画像や動画だった。
各座席のドリンクホルダーに放置されたペットボトルやカップはまだいい方で、床下には弁当や菓子類の空き箱や空き袋、それらの食べ残し、コンビニのビニール袋、大会パンフレットなどが散乱。お世辞にもマナーが良いとは言えない状況だ。
「これらの画像がネット上で拡散されると、“2度と格闘技でドーム使うな”“胸糞悪い”などとマナー違反を批判する声が広がったのです。野球ファンと見られるユーザーも多そうでしたね。ドームの外にもゴミやタバコの吸い殻が多く落ちていたようで、また会場内ではマスクを外して大声を張り上げる観客もいたみたいですね」(ウェブニュース・ライター)