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ー 「恨みをかうような人間でもなかったですし」

 妻を窒息死させ、殺害した容疑で逮捕された長野県議の丸山大輔容疑者(48)。2021年9月29日の午前0時から翌朝6時45分ごろの間に、塩尻市の自宅兼酒蔵の1階事務所にて妻の希美さん(当時47)の首を絞めて殺害した疑いがもたれている。丸山容疑者には別に交際している女性がおり、離婚を巡って妻とトラブルになっていたと報じられるなど、今も新情報が寄せられる日々だ。

 悲劇の夫から一転、“妻殺しの夫”となった丸山容疑者が逮捕前にテレビ局の取材に応じている映像が今さらながら末恐ろしいとネット話題になっている。

《事件から1年2カ月 妻殺害容疑で逮捕の長野県議は取材に何を語っていた…事件直後、葬儀後、1年経った心境、そして、選挙への出馬表明》(『NBS長野放送ニュース』公式YouTubeチャンネル)

 と題されたYouTube動画は逮捕された直後の11月29日に公開された。妻が死亡した翌日、そして1年経った今年9月に受けていたインタビューをまとめた内容で、なかには取材陣を自宅に招き、妻が倒れていたという場所を紹介する一幕も。誰かが侵入した形跡について他人事のように語っている。

「恨みをかうような人間でもなかったですし」

丸山容疑者が妻を殺害したとされる現場。かつては“遺族”として自らインタビューに答えていた(NBS長野放送ニュース』公式YouTubeチャンネルより)
丸山容疑者が妻を殺害したとされる現場。かつては“遺族”として自らインタビューに答えていた(NBS長野放送ニュース』公式YouTubeチャンネルより)

 その姿にネット上では、

「事件後、どんな気持ちでインタビューを受けてたんだろうか。怖すぎ」

「オドオドしてる様子でもなくて、淡々と。動画見たけど、末恐ろしかった」

「心の中に悪魔が同居してる男……やばいな」

 などと、彼の落ち着いた口調に震え上がる声が続出している。インタビュー中には妻のことを、

私の分もカバーして、よくやってくれました。きっちりとしたタイプだった。何でそうなってしまったかですよね。そんな目にあうような恨みをかうような人間でもなかったですし

 と語った丸山容疑者。しかし、記者からの

「希美さんの写真は飾らないんですか?」

 という質問には、声を出して笑いながら「恥ずかしいじゃないですか」と答えており、さらにお墓参りについての質問にも記者に時折笑みを見せながら、

気がついたときに(お墓参りに行く)感じです

 と答えている。

 発掘されたこの映像をみたネット上の反応は、

「インタビューで奥さん殺されて笑う旦那がいるかよ」

「奥さん居なくなって寂しさはまだありますか? て質問にうっすら笑うって、気持ち悪いんだけど…」

「インタビューの女性がきれいだから意識してる感じ とにかく気味悪い……」

 と妻を殺された被害者のような反応とは思えなかったという意見が多数寄せられていた。

 丸山容疑者のFacebookには、今年10月に「長野県下の神社の御朱印を集めた展示会が開催されます。神々と人を繋ぐ御朱印の世界」と投稿されたあと、タイムラインは更新されていない。この最後の記事には、事件を知ったネットユーザーによって「典型的なサイコパス」などと書き込まれ、荒れている状態だ。

「妻を殺害された悲劇の夫」を演じ続けてきた丸山容疑者にショックと怒りを覚える者も少なくない。

インタビューを受け、犯人について語っていた丸山容疑者(『NBS長野放送ニュース』YouTubeチャンネルより)
インタビューを受け、犯人について語っていた丸山容疑者(『NBS長野放送ニュース』YouTubeチャンネルより)

 前出の長野放送のインタビューの最後で、丸山容疑者はこう語っている。

「(犯人は)早く自分から出てきてくれればそれに越したことはない。何かどっかで罰でも当たると思います」 

 そしてまた笑みを浮かべるのであった。