目次
食のプロである2人に、20種類をソースの味や麺の食感、ソースと麺の相性、具材の満足感といった基準で評価してもらい、食べ終わった後に感想を聞いた。
懐かしさのある昔ながらの味がいい
そのうちの1人、平仲亜貴子さんは、
「ソース焼きそばの魅力のひとつは、どこか懐かしい気分にさせてくれるところだと思います。どれも具材がシンプルで、奇抜な商品はいい意味でほとんどなかった」
と、全般的に王道なものが多いことを指摘。実食したもう1人の松岡聖子さんは、
「消費者がソース焼きそばに求める基本的な味を大事にしながら、ソースの濃厚さとスパイス感のバランスや具材感など、以前より本格的な味を追求している感じがありました」と話す。
固定ファンの多い人気商品3品とソース味以外の変わりダネを除く、“食べたことがない人もいるであろう商品”を順位づけした。
見事1位に輝いたマルちゃんは昨年リニューアル、ソースを粉末と液体のWソースに変更し、より王道の味つけに。添付のスープのクオリティーが高いことも決め手となった。
「減塩や栄養などを打ち出した企画商品は、おいしいとは思えず魅力を感じなかった」
という意見の2人。
ソース焼きそば以外に、U.F.O.シリーズのたらこ味と韓国のポックンミョン、マルちゃんの塩味も実食してもらったが、「残念ながらリピートしたいものはなかったです」という。
カップ焼きそばを買うなら、やっぱり王道のソース味を超えるものはないというのが2人の一致した意見だった。