![血液がドロドロだと高血圧や肥満、腰痛の原因に](https://jprime.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/620mw/img_13270a84fe8e8d4e1223f02eb6daf7b0603092.gif)
1年の内で最も寒くなるこの時季は血栓ができやすい要注意シーズン。そもそも血栓ができやすいのは血管がボロボロだったり、血液がドロドロだから。それらを改善する生活を送ると、体調だけでなく、痩せて美肌にもなるといいことずくめ! 血液がサラサラになる食品を意識して取り入れて、不調改善を実感して。
自身の大病の経験で血流の大切さを実感
「血流を改善すれば不調の9割はよくなります」
そう話すのは、YouTubeで血流をよくするための情報を発信している柔道整復師・鍼しん灸きゅう師の塚田真也さん。
「私たちの身体の中には総延長距離約10万キロ、地球を2周半する長さに匹敵する血管が張り巡らされています。血管によって血液が運ばれ、身体のすみずみの細胞にまで酸素や栄養が届けられているんです」
血流とは、酸素や栄養を運ぶ血液の流れのこと。
「血流が悪くなると、血液の一番大切な役割である”細胞に酸素や栄養を届けること”が妨げられてしまいます。その結果、さまざまな痛みや不調が起こってしまうんです」(塚田さん、以下同)
腰やひざが痛い、肩がこる、肌が乾燥しやすい、便秘がち、よく眠れないといった不調は、血流が悪くなっているサイン。
「”自分は健康だ”と思っている人は、我慢できる程度の不調を放置してしまいがち。実は、以前の僕は自分を健康体だと思っており、運動不足で脂っこい食事をすることが多かったんです。ちょっとした不調をそのままにしていたところ、数年前に『異型狭心症』という心臓病を発症しました。それ以来、血流にいい生活を実践するようになり、今は完治に近いところまで回復しています。自分の経験からも、健康は血流がすべてであると実感しています」
血流をよくする行動を続けることが大切
血流をよくするためには、生活習慣の見直しが必要だ。
「食生活の改善や運動習慣など、血流をよくするための方法にはいろいろなものがあります。ただ、複数のことに取り組んでもなかなか長続きはしないものです。血流を改善するには、何かひとつでいいので、血流をよくするための行動を続けることが大切です」
血液は毎日つくられるものだからこそ、血流力アップに効果的な食事をとることは必須。さらに塚田さんがおすすめするのが”足首まわし”。
「血流の改善には身体を動かすことが効果的です。いすに座って片脚を上げて足首を太ももにのせ、ぐるぐると足首を回します。これだけで足先やふくらはぎの血流が改善します。さらには、ふくらはぎをもむだけでも効果を得られます」
また、日頃から意識して歩くことも大切だという。
「歩くと下半身に滞っていた血液が心臓に戻され全身に血が巡っていきます。”コンビニにおやつを買いに行く”など、自分へのご褒美をうまく活用して、できるだけ歩いてほしいですね」