最終回まであと1か月となったNHK大河ドラマ『真田丸』。
「三谷さんは'04年の『新選組!』以来の大河になりますが、ラジオや、大河ドラマの特集記事でもずっと“真田”とおっしゃっていました。5年くらい前でしたか、“大河をやりたくなって、気分が高まってきました”と話されて。僕らも“ということは真田ですよね”と返したら“そうです!”と。三谷さんは、ずっとほかの人(脚本家)が真田をやらないでほしい、と思っていたんでしょうね(笑)」
全50回を書き上げた三谷幸喜との秘話を明かした制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーに、『真田丸』の“キモ”を直撃!
――信長など有名なキャラクターがナレーションで死んでいく“ナレ死”には驚きました!
「あそこまで話題になるとは思っていませんでした(笑)。これまでの大河でも、たくさんナレーションで死んでいるんですけどね……。今回は、ナレーションが有働アナだったということも大きいかもしれません。それにしても、ネット上の方ってうまくネーミングしますよね。ナレ死もそうですけど、佐助のひと言で終わった関ヶ原を“超高速関ヶ原”と言ったり。いつもびっくりしています」