「小松容疑者はメガネ型の拡大鏡をかけていて見張り役。実行役は娘です。母娘は室内から“くたばれ! 死ねよ!”と大声で叫んだり、警察が来ても自宅から出ようとせず、“証拠あんのか? 令状(逮捕状)持ってこい!”と怒鳴る始末。母親の逮捕後、娘は被害者Aさんに対して室内から“当たり屋死ね!”と叫んでいたからひどい。マスコミが取材に来ても大音量の音楽を流しました」(前出の住民)
Aさんが轢かれる前日、騒音を注意しようとしたBさんもまた小松容疑者の運転する車に轢かれている。運転席の窓ガラスをコンコンと叩くと急発進し、後輪でビーチサンダルをはいていたBさんの足の甲を踏みつけた。これも事件化しなかった。
Aさんが振り返る。
「小松容疑者は無表情でした。助手席の娘は怒っている様子でした。近所のみなさんが車を取り囲んでくれましたが、娘は母親に“行け(轢け)!”と指示していたそうです。母親は娘の奴隷みたいな感じ。償いより、とにかく母娘には退去してほしい」(Aさん)
8月24日夕、外出した小松容疑者の娘を直撃した。身長150センチ台のやせ型でマスク姿。近くで見ると目のパッチリした清楚系美人だった。
─お母さんは反省していますか。
「……」
─近所の人はあなたたち親子を怖がっています。
「……」
─反論があれば聞かせてください。
「……」
最寄りのバス停まで約16分間、口を開かず、目を合わせようともしなかった。
複数の住民が「まだあの家には娘がいる。事件は終わっていない」と口をそろえる。何かされるのではと神経をすり減らす生活が続く。