「美智子さまの国際親善にかける思いには特別なものがあります。
ご自身はご結婚直後から昭和天皇と香淳皇后の名代で、陛下と外国訪問を繰り返しされてきました。
その思いや大切さを、お子さま方やお孫さまたちにも受け継いでもらいたい、というお気持ちがあるようなのです」
眞子さまの海外ご訪問の背景にあった「ご意向」
'15年に眞子さまが初めて海外を公式訪問されるときに、そんなお気持ちは表れていた。
この関係者が続ける。
「眞子さまは'15年に中米のホンジュラスとエルサルバドルを訪問されましたが、皇后さまの“ご意向”もあったようです。
特にホンジュラスは、'03年に長女の紀宮さま(現・黒田清子さん)も訪問されたので美智子さまはそれを“縁”に、眞子さまを送り出されたようです」
清子さんはご結婚2年前の'03年11月、ホンジュラスと南米のウルグアイに、日本の皇族としては初めてお訪ねになった。
ホンジュラスでは、日本の援助によって造られた上水道施設の竣工式に臨席。スペイン語に訳された演劇『米百俵』を鑑賞するなど友好を深められた。
この関係者が続ける。
「そのときに、ホンジュラスで清子さんのお世話をした現地の外交官が、後に在日本の大使として赴任。
'13年ごろに両陛下とお会いしたときに、本国での清子さんとの思い出話をすると、美智子さまはとても感激されたそうです。
そこで、眞子さまの海外初訪問は、ホンジュラスという意向をもたれたようです。
ホンジュラスはちょうど日本と外交関係樹立80周年だったので、調整はスムーズに進んだようです」