歯ブラシは安くてもOK! こまめに替えましょう

さまざまな道具を適切に使おう!
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 ドラッグストアに行けば、いろんな歯ブラシがあるけれど、何を選べばいいか迷ってしまう……。

「ブラシの毛は“かため”を好む人もいますが、歯や歯ぐきを傷つける危険があるので、避けたほうが無難。口腔内のトラブルが少ない人は“ふつう”、歯周病の人は“やわらかめ”がオススメです」

【歯ブラシ選びのポイント】
・持ち手がストレート
・ふつうorやわらかめ
・小さめヘッド
・ブラシ部分はポリエステル樹脂orナイロン毛
・植毛が密なもの

 歯ブラシは、高級品を大事に何か月も使うより、100円程度のものでもひんぱんに買い替えるほうが◎なのだそう。

「私は旅行先には自分の歯ブラシを持っていきますが、ホテルに置いてある歯ブラシもちゃっかりいただいて帰ります(笑)。これを普段使うバッグに入れておけば、不意の外泊や外出先での歯磨きに使えますし、使用後には処分することもできるので、重宝します」

 ブラシの毛先が開いてきたら、取り替えるタイミング。開いていなくても1か月したら交換を。毛先の開いてしまった歯ブラシで磨いても、プラークは落としきれないので要注意!

 歯磨きをするときは、歯ブラシを“鉛筆持ち”するのもお忘れなく。

「床掃除をイメージしてください。ほうきを床に押しつけて強くはくより、軽いタッチでサッサッサッとはくほうがきれいになりますね。歯磨きも同じです。力まかせではなく、毛先を細かく動かして、やさしく磨いてください

 電動歯ブラシなら楽に磨けそうだけど、実は電動歯ブラシにも種類があって、効果も違う。

「電動歯ブラシは、ブラシ部分が電動で動くもの。プラークを除去するのは、音波の振動の音波ブラシ、超音波の振動の超音波ブラシがあります。歯周ポケットに入り込んだプラークのかき出しや細菌のつながりを破壊する効果が期待できるのは、超音波ブラシだけです」

 超音波ブラシを使うとしても、手磨きですみずみまで磨くのをプラスしたほうがいいそう。そして、歯磨き粉について。ブラシの3分の1未満か、小豆1粒程度でOKと、意外に少なめの量。

「大量につけても、効果はさほど変わりません。むしろ、問題なのは、泡立ちや清涼感で“きちんと磨いた気分”になってしまうこと。歯磨き粉に頼るのではなく、適量を上手に使ってブラッシングしてください」