検査結果を見せてもらうと……
睡眠時無呼吸なおそう.com-睡眠時無呼吸症候群のポータルサイトによれば、
一晩(7時間)の睡眠中に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)があり、そのいくつかはnon-REM期にも出現するものをSASと定義します。1時間あたりでは、無呼吸回数が5回以上(AI≧5)でSASとみなされます。
とのこと。病院の診断書では、6時間半の睡眠のうち無呼吸は4回、1時間あたりの無呼吸の指数は0.6。一見睡眠時無呼吸症候群とは関わりがないように思える数値ですが、SASは「無呼吸」だけでなく「低呼吸」も診断基準に含めます。
睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数をAHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数と呼び、この指数によって重症度を分類します。なお、低呼吸(Hypopnea)とは、換気の明らかな低下に加え、動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態を指します。
母の場合、低呼吸の合計回数はなんと88回。AHIの数値は14.4にまではねあがりました。この数値はSASの「軽症」に該当し、「中等症」と診断される瀬戸際です。
ーーやはりSASの可能性が高かったんですね。
無呼吸・低呼吸状態の最も長い持続時間が91.8秒もあったことに驚きました。1分半も呼吸がほとんど止まっているというのは怖いです。「軽症」と聞いたときは「やっぱり大したことなかった」と思ったんですが、先生からは睡眠専門の病院での精査を勧められました。精査するとなると病院に泊り込む必要がありますが、総合病院の個室で精査するより、専門病院の方が費用が抑えられるとか(笑)。信用できる専門病院に紹介状を書いていただけたので、病院に行って正解でした。検査は面倒でしたけどね!
ーー今現在の状態は?
まずは何よりも肥満を解消しようと思っています。いびきだけではなく、糖尿病や関節の痛みも心配だし……。食べ物を無理のない程度に改善し始めたんです。行動が変わってきたのには確実に病院での診断が影響しています。病名があると、自分の状態がより正確に把握できるようになるんですね。