現在、代表理事を務めるNPO法人SSS(スリーエス)ネットワークで何百人というシングル女性と関わっていて思うことは、人間は似た者同士が引き合うということだ。似た環境だからこそ話が合う。シングルはシングル同士引き合う。心が狭いように感じるが、それが現実だ。
現在、シングルの女性へ!
あなたも、いつか結婚するかもしれないが、そのとき、シングルの友達を捨てないようにしよう。仮に、現在、親しくしている女友達が、抜け駆け結婚をしたとしても、今は舞い上がっているだけだからと、大きな気持ちで送ってあげよう。
シングルでも既婚でも本当は、どっちでもいいことだが、老いてくると「友達」こそが宝になるので、友達は大事にしたほうがいい。多少、気に食わなくてもね。相手だって、あなたのことを100%好きなわけではないのだから。
友達にもランクがある
わたしは、最近、友達にもランクがあることに気づいた。我流なのでお役に立つかわからないが、教えますね。
友達を、わかりやすいように、大好きなうな重のようにランク分けしてみた。実は、うな重を食べているときに思いついた。
友達のランクも、目の前のうな重のように「特上」・「上」・「並」と3ランクあるのではないかと。
説明するとこうなる。
「並」とは……趣味のクラスで一緒とかの友達。会ってランチしてさよなら。ジムで会ってしゃべって、じゃまたね。そんな軽い関係の友達。わたしもバレエの習い事をしているので、スタジオで会うと楽しい友達が数人いる。日々のにぎわいとしてつきあっている人たちのこと。
「上」とは……話が合う人。いつまで話していても話題のつきない人。つまり価値観が同じ人。
「特上」とは……自分の部屋の鍵を渡せる人。実際に鍵を渡すかどうかではなく、そのような信頼関係を持てる人。親しいお友達の顔を浮かべてみてほしい。旅行に行く仲だが、やっぱり鍵は渡せないと思うなら、その友達は、今の段階では「上」の友達だ。
還暦を過ぎて気づいたことなのだが、わたしのように生涯ひとり身の人は、実際に鍵を渡せる人が本当に必要になる。
同居人のいない高齢者には、緊急時に駆けつけてもらえる人が必要。そのためにも実際に鍵を預かってもらう必要がある。事実、SSSネットワークの会員で、親しい友達がいなかったため、隣人からの「隣から異臭がする」という連絡によって、亡くなっているのが発見された例がある。