「コンビニ断ち」をしてみよう
そわそわ食品は、家の中にしかないというわけではありません。むしろ一番問題なのが家の外、しかもあなたの通勤中にいくつもあるあの場所……。そう、コンビニです。コンビニこそ、「食べたい」というそわそわした気持ちを呼び覚ます、一番の強敵です。
正直、家の中の甘いものを排除するのは、そんなに難しいことではないのです。ある程度、自分で管理できるからです。でも、コンビニはそうはいきません。自分ではどうすることもできないし、コンビニはそこら中にあります。もし、あなたのそわそわ食品がコンビニで売られているものだとしたら、単にその食品を排除するよりも、ずっとずっと難しいことだと思います。
だから私は「コンビニ断ち」をお勧めします。あなたの食欲を効果的におさえ、ダイエットを成功させるために、とても有効な手段と思います。普通の人は、コンビニに入って悩みます。
「アイスを食べたいけど、サラダじゃないといけない。でも、やっぱりアイスが食べたい」というように。
目の前に美味しそうなアイスがあるのにそれに勝てるほど、人間の意志は強くありません。これはあなたの意志の問題で習慣化できないのではなく、「選択ポイント」を間違っているからです。
コンビニ断ちのポイントは「入る前」
大事なのはコンビニに入ってからではなく、コンビニに入る前、です。たとえば何かを食べたいとしたら、コンビニに入るかスーパーに入るか、を選択に置くのです。これなら、選択の苦痛が和らぎます。
「コンビニもスーパーも変わらないじゃない」
そう思うかもしれませんが、この2つはまったく違います。どういう具合に違うのかというと……?
コンビニは、甘いものや揚げ物を買うように仕向けられている空間です。なぜならターゲットが即食べられる人向けなので、「食べたい欲」を増幅させるように仕組まれているのです。
一方のスーパーは、そもそもターゲットからして違います。こちらが狙うは、主婦。もちろん甘いものや揚げ物、加工品も置いてありますが、スーパーの目的は「これもお得だし、買っといたほうがいいかな」を増やすことです。
こういった違いから、コンビニのレジ横には揚げ物があり、スーパーのレジ付近には乾電池があるのです。コンビニを否定したいわけではないのですが、一生コンビニに走らされる人生ほど悲しいものはありません。ここは「胃」を決して、ではなく、「意」を決してコンビニ絶ち期間をつくってみてはいかがでしょうか。