両陛下とテニス
「今は警備が厳しくなりましたが、昭和時代は皇太子ご夫妻がテニスをプレーされているときでも、施設に入って自由に写真を撮ることができたので、その時代の写真を現在も大切に保管しています。
おふたりともテニスがとてもお上手だったのですが、私たちがフェンス越しに観戦していると、美智子さまがボールを拾う際に必ず私たちにお辞儀をなさってくれたことが強く印象に残っています」
常にこまやかな心遣いをされているのは、昔も今もお変わりない美智子さま。
「以前、テニスコートの近くに私の友人がブティックを経営していました。
あるとき、美智子さまをひと目見ようと外に出ていた友人に対して、美智子さまから“ご一緒に写真を撮りませんか”とお声がけをいただいたそうなのです。
皇后陛下になられても、えらぶることなく、地元住民にもお気遣いをされるご様子に感動しました」(塚原さん)
軽井沢の住民を何度も感激させてきた美智子さまが、今回のご静養で最初に足を運ばれたのは……。
「軽井沢に到着した22日の夜、おふたりは軽井沢町内の美智子さまの実家である正田家の別荘を訪問されました。
現在も定期的にハウスキーパーが入っていて、いつでも利用できるようになっているそうです。
この日は、美智子さまのごきょうだいとの夕食会が開かれたと聞いています」(宮内庁関係者)
まだ皇室入りされる前から通われていたという“思い出の別荘”で、普段お会いになれないご家族とのディナーをさぞ楽しまれたことだろう。