『週刊文春』(12月6日号)の取材に、景子夫人はこう漏らしている。
《たった一度きりの人生ですから。一人になっても戦ってきた主人には、肩の荷を下ろしてもらって、これから外の違った世界をたくさん見て欲しいと思っています》
夫人のアドバイスどおり、肩の荷を下ろした元貴乃花(光司氏)の表情は清々しい。
「貴乃花部屋がタニマチを廃止し、サポーター制というファンクラブのような制度を導入したのも景子さんの発案だと言われています。彼が着るスーツなどの洋服も景子さんが選んでいました。
彼女が関わらなくなって以降、元貴乃花の洋服のセンスがおかしくなったほど。まるでマフィアのような出で立ちになってしまいましたくらいですから。
また、景子さんは元女子アナですから、取材、報道する側の気持ちも理解できます。マスコミ対応など、元貴乃花は彼女から学んだことは多いハズです。現役時代にほかの力士と比べて特に記者に対して丁寧に対応していたのも、彼女の教えのようです」(スポーツ紙記者)
景子元夫人がさまざまなマネジメントをした延長線上に今の彼がいる。新生・貴乃花には、新たなファンも増えているようだ。
一方の景子さんだが、こちらも各局が争奪に動いているという。噂されている古巣のフジテレビ復帰については、同社の編成担当の石原隆取締役が、
「可能性はないとは言えない」
とコメントしている。
「50歳を過ぎましたが、美貌は衰えていません。元人気女子アナ、相撲部屋の女将さん、3人の子どもを育てた母親、さらに離婚も経験。人生の酸いも甘いも噛み分けた女性です。キャスターとして最適じゃないでしょうか」(テレビ局関係者)
ふたりが同じ“土俵”で相まみえることもあるかも。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。