テッパン褒め言葉を学んでみよう
雰囲気からさらに一歩踏み込んで、ある程度、相手のことを知っているのであれば、性格自体を褒めてあげるのも、ひとつの手といえそうです。
【性格を褒める】
「優しそうな人、誠実そうな人、などと見えない内面を答える」(29歳・神奈川県)
「“優しそうですね~”とか、“真面目そうで素敵ですね”とか、外見よりは中身を褒めることが多いかなと思う」(28歳・福岡県)
「“行動力あるね”など、ちょっとでもそんなふうに見えたところがあったら伝える」(34歳・福島県)
「嫌な部分でも、特徴的な部分をよい表現に変換して褒める。うるさい人なら、“いつも明るいですね”など」(26歳・北海道)
「一緒にいて楽、優しいなど、当たり障りのない言葉」(29歳・福岡県)
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実は一番多いコメントが「優しそうですね」というもの。確かに、あからさまに冷徹非道な人間なんてそうはいませんから、当てはまるケースが多いでしょう。
しかしこれだけ多いとなると、そう言われた時点で「自分には褒められるところがないんだな」ということがわかるかもしれません。要注意ですね。
【実力や、相手の趣味嗜好を褒める】
「自分のできないことや失敗をネタにして、すごいな~とか、偉いな~と褒める」(32歳・東京都)
「まったく思ってなくても、仕事してる姿を尊敬してるとか上手いこと言って褒める」(34歳・大阪府)
「仕事の成果を褒める。私の会社の男性は、東大卒で仕事は出来るが見た目がダメダメ。 とりあえず大きな契約をとってきたときに全力で褒めます」(28歳・千葉県)
「お仕事頑張ってますね、など言っておく」(30歳・福島県)
「相手に得意なことを尋ねてから褒める」(25歳・宮城県)
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誰にでも得意なことのひとつやふたつはあるもの。普段、表に出していないのなら、いっそのこと直接聞いてしまうのもいいかもしれません。確かに実績や実力、趣味を褒められて悪い気はしないものですから。
しかし、なかには「一生懸命、褒めるところを探すけれど、顔に出てしまって言葉が出なくなる」(39歳・北海道)なんて声もありました。この場合、正直者がバカを見るのは明白ですよね。
巷のこんな声を参考に、自分だけの“褒めメソッド”を作っておくことをオススメします。あなたなら、相手にどんな褒め言葉をかけますか?
<文 / 雛菊あんじ>