お引越しの際に心配されるご体調
「上皇さまが倒れられた際、美智子さまが近くにいらっしゃったことが幸いだったと思います。侍医を呼ぶなどの早急なご対応がなければ、万が一という可能性もあったかもしれません。
お引っ越しの準備もありますし、美智子さま自身も、ご体調が万全ではない中で、上皇さまへの気配りもされているというのは、とても大変な状況でしょうね」
そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。
「上皇ご夫妻が3月末までに『高輪皇族邸』に引っ越された後、皇居を改修して天皇ご一家が移られるのが早くて年末とみられます。その後、約4か月かけて赤坂・東宮御所を改修し、上皇ご夫妻がお住まいになるのは準備などを含め、今から“1年半”ほどかかる見込みです。
しかし、おふたりともご高齢で体調にも不安があるので“2回のお引っ越しで大きな負担がかかるのでは”と、心配の声が上がっています」(宮内庁関係者)
さらに、現在も延期されている眞子さまのご結婚問題も、おふたりにとっては心配事のひとつであるだろう。
「ご高齢のおふたりにとって、これから高輪と赤坂に2回も引っ越されるのは、そうとうなご負担だと思います。初孫である眞子さまの結婚問題もご心配でしょうし、心労がたまっておられることでしょう。
ただ、美智子さまにとって赤坂は、3人のお子さま方を育てていらっしゃった“合宿所”と表現されるなど、30年間もお住まいになった思い出がつまった場所なのです」(渡邉さん)
赤坂で過ごされる日まで、ご自愛いただきたい─。