すでにムズムズが始まっていませんか? 今年も花粉症に悩む人にとって、イヤ~な季節がやってきました。にごり酢などに含まれる「酢酸菌」が花粉症に効果的なんですって! そのまま飲んでもよし、料理に取り入れてもよし。“にごり酢生活”で春を乗り切ろう!
●酢酸菌ってなに?
アルコールを発酵させて作るお酢を醸造するのに欠かせないのが酢酸菌で、黒酢やバルサミコ酢、香酢や、にごり酢に含まれている。特に、にごり酢には多くの酢酸菌が含まれている。
花粉症対策の3大原則を知って自己防衛を
くしゃみや鼻水が止まらない、目がかゆい……。「国民病」とも呼ばれるつら~い花粉症の季節が今年も到来!
「花粉症は、スギなどの花粉が原因となって起こるアレルギー疾患のひとつで、患者の数は年々増加傾向にあります。主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりで、特に花粉症患者さんの9割に鼻づまりの症状があると感じています」とは、医師の石原新菜先生(以下同)。
花粉症の症状を少しでもラクにするためには、なんといっても日ごろの対策が大切。
「花粉症対策の3大原則は、1.花粉を身体に入れない。マスクやメガネなどをし、できるだけ花粉を浴びないようにすること。2.薬で症状を抑える。花粉症はヒスタミンという物質の放出によって起こるので、症状の軽減には抗ヒスタミン薬の使用が効果的です。3.体質改善。花粉症は免疫システムのエラーともいわれるので、普段からエラーを起こさないような生活を送るのが肝心です」
実は、免疫システムを守るために働く免疫細胞のうち、なんと7割が腸にいるのだという。
「腸は最大の免疫器官ともいわれている臓器です。免疫細胞に直接働きかけられる食べ物をとって腸を元気にすることは、花粉症になりにくい身体をつくる体質改善にもつながります」
そこで石原先生がおすすめするのが、“菌活”。
「アメリカの農村部で自給自足の生活を送るアーミッシュの子どもは、都会の子どもにくらべてアレルギー疾患の有病率が10分の1程度なんです。
なぜかというと、アーミッシュの子どもは日ごろからたくさんの菌と接触しているから。免疫細胞がいろいろな細菌やウイルスに触れていると、免疫システムが正しく働くようになります。いろいろな菌を腸に取り込むことは、免疫細胞を活性化する最適の方法なんです」