老後必要な金額は人それぞれ
Q.結局、老後にはいくら必要?
A.おひとりさまの場合“1人1500万円”とも言われるが、老後必要な金額は人それぞれ。まずは、自分がもらえる公的年金をチェック。さらには“退職後は家賃の安い所に引っ越す”など、老後を具体的にイメージしながら老後の生活費を算出。イメージできない場合は、“とりあえず今の生活費の7割”と考えればOK。
そして、写真ページにも掲載の、下の計算式で計算! 1か月の貯蓄目標額がわかる。現実を直視して。
Q.年金はいくらもらえる?
A.公的年金の見込み額は、50歳以上であれば日本年金機構の『ねんきんネット』(要利用登録)や『ねんきん定期便』でわかる。さらには、年金事務所や『街角の年金相談センター』の窓口で確認、条件を変えて試算してもらえる。
会社員は老齢基礎年金+老齢厚生年金。勤め先によっては、企業年金もある。自営業やフリーランス、非正規雇用など、まったく厚生年金に加入したことのない人の場合、もらえるのは老齢基礎年金のみ。
満額でも月額6万5141円(令和2年度分)。国民年金保険料の未払いなどがあれば、さらに少なくなる。「年金だけで生活できる人は、ごく少数だと思います」