住まいの「もらえるお金」

 家賃補助や住宅購入補助など、住まいに関するもらえるお金をご紹介。100万円超えの補助もあるので、もれなく活用を。

《ハローワーク経由の就職&引っ越し》
最大約37万円 ※移動距離による

 ハローワークで再就職したり、公共職業訓練などを受講するために、引っ越しが必要と判断されたらこちら。本人と家族の移動交通費(鉄道や船、飛行機、車)として距離に応じて9万3000円~28万2000円の移転料と、着後手当7万6000円〜9万5000円(いずれも単身者は半額)がハローワークから給付される。

届け出先:管轄のハローワーク

《千代田区に住む親の近くに引っ越し》
最大374.4万円

 東京都千代田区に親が住んでいたら検討したいのが、千代田区の『次世代育成住宅助成』だ。賃貸でもローンでも、区内に住む親世帯の近くに住み替えると、最長8年間にわたる助成が! 新婚世帯と子育て世帯(子の年齢は18歳まで)が対象で、4人家族の場合、初年度6万円/月、そこから1年ごとに減額されて8年目は1・8万円/月となり、合計で374・4万円にもなる。

届け出先:東京都千代田区役所

《子育て世帯が新宿区へ転居》
最大94万円

 東京都新宿区へ引っ越すなら、新宿区の『次世代育成転居助成』。区外から転入する子育て世帯が、所得などの要件を満たせば、転居前後の家賃の差額を、月額で最高3万5000円×最長2年間、引っ越し代の最大10万円が助成される。

届け出先:東京都新宿区役所

《全国どこでもマイホーム購入時》
最大50万円

 所得が基準以下の人なら、全国のどこでも、住むための家を購入したら助成を受けられる『すまい給付金』。返済期間5年以上の住宅ローンか、50歳以上で現金での住宅取得者が対象。床面積50平方メートル以上が条件。2021年12月までに引き渡される物件が対象となる。住宅ローン控除との併用も可能だ。

届け出先:全国の住宅関連企業内の『すまい給付金申請窓口』

《家族向け物件の家賃が安くなる》
最長20年間

「中堅所得ファミリー層に向けて、良質な住宅を供給すること」を目的に作られたのが『特定優良賃貸住宅』制度。国の基準によって作られた質のよい賃貸住宅に、家賃補助つきで、相場よりも割安で住むことができる。専有面積50平方メートル以上の広めの物件や、2LDK、3LDKのファミリータイプが多い。

届け出先:各自治体

《住宅の塀を生け垣に》
最大30万円
 ※品川区の場合

 道路に面するブロック塀を生け垣にする、壁面を植物で覆う、花壇を作るなどの緑化のための経費の一部を助成。すでにあるコンクリート塀を壊す費用まで助成してくれる市区町村もある。地球温暖化防止、ヒートアイランド現象の緩和など、人に優しい環境づくりを目指してつくられた。

届け出先:市区町村