視聴率はどうしても主演の責任にされがち。そんな中、逆ギレ(?)してしまったといわれているのが、真木よう子。
普通の主婦が読者モデルとしてファッション業界に飛び込み、幸せを模索していく姿を描いた『セシルのもくろみ』(’17年フジテレビ系)。初回から5・1%、第6話では3・7%と低迷。結局、9話で打ち切りに。
「真木はこのドラマが始まる前、太りぎみだったんですが、初回を見てガリガリというほど絞ってきたので驚きました。それはすごい女優魂ですが、冴えないガサツな主婦が徐々に洗練されてモデルになっていく役なんだから初回はムチムチなままでいろよっ、と(笑)。宣伝活動も張り切っていたのですが完全に空回りでした」(同・前)
真木のもくろみは見事にはずれた。
“レガる”って知ってますか?
作品名がその後、大コケを表す言葉となって定着したのが、
大学ボート部が舞台の青春ラブストーリー『レガッタ~君といた永遠~』(’06年テレビ朝日系)。
「速水もこみち、相武紗季と当時旬のキャストを集めたのですが、平均視聴率は5・4%とふるわず9話で打ち切りに。当時、あまりの低視聴率ぶりに、以降の大コケ作品を“レガる”と表現する言葉まで生まれました」(同・前)
速水と相武コンビはその後、日本テレビ系で『絶対彼氏』(’08年)『リバウンド』(’11年)で再共演。こちらの2作品は“レガって”いない。
今をときめく若手女優・新木優子も打ち切りの憂き目に。初主演の『モトカレマニア』(’19年フジテレビ系)が第4話で3%を記録、9話で打ち切りに。高良健吾演じる元カレを忘れられず奮闘するストーリーだったが……。
「新木優子さんはとても頑張ってらっしゃいましたが、コメディー演技はまだ彼女には荷が重かった」
と、ドラマウォッチャーのらららさん。
脚本に激怒し、降板したといわれているのが柳葉敏郎。
「黒木瞳、坂口憲二主演の『愛するために愛されたい』(’03年TBS系)です。宇宙開発プロジェクトが舞台のラブストーリーという話でしたが、ストーリーが迷走。初回でビルから落ちたのになぜか生きていた黒木が、実はゴーストであったことが第5話のナレーションで明かされるという意味不明な展開。
宇宙飛行士役だった柳葉は、出火した家に取り残された子どもを救うために突然の事故死。これは柳葉が“俺の名前をテロップから消せ!”と怒鳴り途中降板したからだといわれています」(同・前)
全11回予定が10回で終わりを迎えたが、最終回はドラマウォッチャーたちの伝説となったようだ。
「宇宙へと旅立った坂口憲二と巨大化した黒木瞳がタンゴを踊るという、言葉では説明できないオチ。でも映像で見てもわからない……(笑)」(同・前)