もちろん、仲のいい友人同士であれば、おばさん丸出しのメッセージであっても、なんら問題はない。

 つまりLINEは送る相手との関係性によって、送る内容も書き方も変えるべきツールだということだ。

「まずは相手との距離感を正しく図ることからスタート。“LINEを連絡手段にしていいか”の確認は重要。それから、相手のLINEを見て、どのような書き方、使い方をしているのかをチェックして合わせてみてください」

 例えば、一文は長いかor短いか、文体は柔らかいかor硬いか、スタンプの有無、仕事の話や個人的な話はアリかorナシか……など、まずは相手のノリとテンションを見極める。そして、それをまねた書き方、内容で送信すれば“イタいおばさん”認定は免れるんだって!

「とはいえ、相手がかなり年下の場合は、大人としての文章や体裁をとったほうが好感度は高いと思いますよ」

 相手との関係性とTPOをわきまえる。

 なるほど、LINEでもリアルでも、ここに“イタいおばさんからの脱出”のヒントがありそうだ!

コレがイタいLINEだ!

【1】深夜の送信
 相手先のプライベートな時間帯の送信はNG。お礼でも翌日で十分。大人としての常識を。

【2】ハートの絵文字
 年下男子へのハートの絵文字多用は「オレ、狙われてる」感をあおり、ドン引きされる危険も。

【3】意味のない絵文字顔文字スタンプの乱発
 とにかく絵文字、顔文字を連打する傾向。特に「!」「!?」の絵文字が中高年的。

【4】謎のおばさんアピール
「若くないよね(汗)」などの発言で 「そんなことないですよ」という返答を暗に強要する“おばさんアピール”もアウト!

【5】超プライベートな内容
 例えば「お風呂も入って、大好きなオイルでマッサージもしました」など、おばさんのお風呂上がり情報など誰も聞きたくない。おじさん構文での自慢・自分語りと同じと心得よ。

【6】さりげないつもりの誘い
「みんなで」とつけても、飲みや遊びへの誘いで仲よくなりたい下心がほのかに透けると恐怖を与える。

【7】誤字が多い
 老眼もあり、誤字はしかたない。が、「おかんLINE」なら笑えるが、知り合いではイタいだけ。