Q.なんでレモン水が効くの?

A.やせホルモン、アディポネクチンが増加
「レモン果汁は脂肪細胞から分泌されるやせホルモン、アディポネクチンを増やす働きがあります。このホルモンの分泌量が多いと運動したのと同様の脂肪燃焼効果が得られ、太りにくい身体になります。ただし肥満になると、アディポネクチンの分泌が減ってしまうので早めの対策を」(工藤先生、以下同)

A.空腹ホルモンを抑え、満腹ホルモンを増加
「レモンの香りや刺激は、満腹中枢に働きかけ、空腹ホルモンといわれるグレリンを抑え込みます。さらに、満腹ホルモンといわれるレプチンの分泌を促します。満腹中枢に働きかけるには、できれば食事の20分前にレモン水を飲んでおくことが理想です」

A.食前・食中のレモン摂取は食後の血糖値の上昇を抑える
ダイエットは食後の血糖値の上昇を抑えることが大切です。ごはんや甘いものをとると、分解されてブドウ糖になり血糖値が高くなります。すると、インスリンというホルモンが分泌され、せっせと中性脂肪に変えていきます。脂肪をため込まないようにすることがダイエットの基本です」
※生レモンがなければ、市販のレモン汁で代用してもOK

(取材・文/山崎ますみ )


【PROFILE】
工藤孝文先生 ◎内科医。糖尿病内科医・東洋医学医。工藤内科副院長。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は診療を行いつつ、全国で血糖値と肥満の関連についてなど生活習慣病の講演会を行っている。