お金が貯まる10の習慣(前編)
1. ケチであることに誇りを持つ
無駄遣いしない生活が染みついており、ケチであることを隠すどころか、むしろ誇りに思っている。「例えば、通常10000円以上かかるホテルでの食事が4000円になるプランを予約サイトで見つけた! なんてときは、うれしそうに自慢されます(笑)。投資で大損することよりも100円、1000円を無駄に消費するほうが悔しい。そんな感覚なのです」(藤川さん)
2. ATMでお金をおろさない
ATMを金庫がわりにして頻繁にお金を引き出し、その結果、いくら使っているのかわからなくなるのが貯まらない人のパターン。「お金持ちは、記録が残って管理しやすい電子マネーをメインにする方が多く、ATMからの引き出しはほとんどしません。1、2年引き出さないという方もザラです」(花輪さん)
3. 服にお金はかけない
お金を使うときには、その価値があるかどうかをしっかり考え、使いどころは常に明確。「ホームグラウンドとなる家にはこだわりますが、洋服などの消耗品、すなわち“すぐに価値が下がるもの”にはあまりお金をかけません」(花輪さん)「女性にありがちな“がんばった自分にご褒美”といった買い物もしませんね。ストレスは消費より投資で発散します」(藤川さん)
4. 頼り上手
“時は金なり”の意識を持ち、無駄を省き効率よく自己管理するのがお金持ちのスタイル。「仕事でもお金の管理でも、税理士などのアドバイザーをつける人が多い。時間の節約になるし、専門家の意見をうまく取り入れられます。身近なママ友でも有意義な情報交換が上手だと思います」(花輪さん)「ちょっとしたアドバイスも税理士に聞いたり、何をどう使えば節税になるか、自分のメリットになるかを常に考える人が多いですね」(藤川さん)
5.見栄のための消費はしない
貯まらない人ほど、他人から裕福に見られたい“見栄”にお金をかけがち。「コーヒーはスターバックスよりもマックカフェ、飛行機はエコノミー。孫と遊びに行くのも自治体の無料スポットなど、資産家の生活は意外に質素。その分、月に1回だけいいレストランに行くなど、お金の使い方にメリハリがあります」(花輪さん)「お金の使い方が非常にシビアなので、お子さんが“自分の家は貧乏だと思っている”といった家庭も実際に多いんですよ」(藤川さん)