猫みたいに生きる!
★友達100人いりませ~ん★
人は「友達は多ければ多いほどいい」って錯覚しがち。でも、人の悩みの大部分は人間関係。もし、人付き合いが苦手なら、そこは得意な人に任せればいい。
無理してまで、誰かと一緒にいる必要もないことに気がついて。
自分にとっての「心地よさ」を優先することで、本当に大切な人や物は見えてくる。
★「すみません」より「ありがとう」の言葉を★
自分が発する「すみません」と「ありがとう」の比率で「すみません」が勝っていたら、「ありがとう」にシフトすると徐々にいいことが。
なぜなら「ありがとう」は脳にも好影響を与えるパワーワードだから。人に向かって言ってもいいし「ご飯が美味しい、ありがたい!」的なことでも効果大。謝罪よりも、まず感謝。これが大事!
★生きるも死ぬも気のせい★
いっそ全部、手放してスッキリしたいってときは写経って手も。気が向いたときに「般若心経」を数文字だけ。般若心経は「すべては無。恐れる必要なし」という教え。その写経の効果はお墨つき。脳内でβエンドルフィンという快楽物質が分泌され、深いリラックス状態を呼び、自律神経を整える。ひとときの没頭が暮らしを変えるきっかけに。
気楽に生きられる超簡単テク
家庭・職場・学校・近所付き合いなど、ストレスを抱えやすい現代社会。加えて長期化するコロナ禍で、心身の不調を訴える人は増えているという。そんななか、『1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている 猫みたいに楽に生きる5つのステップ』(双葉社)を上梓した精神科医の鹿目将至先生は、
「不安や孤独を感じるのは当たり前。でも、ちょっとした心身のケアだけで劇的に“自分だけの心地よさ”を感じられるようになります。まずは、日だまりの猫をお手本にリラックスしましょう」
と語る。鹿目先生とその仲間である現役精神科医たちが実践している、お金もかからず、誰でも、その場で簡単にできる“心身ともに健康になれる”超絶メソッドを教えてもらった。
これらのコツはただひとつ「気が向いたときに、気楽にやってみる」ってことだけ。
“やらなきゃ!”と思うと、それはそれでストレスだから、“気が向いたときに”くらいにゆる〜くやってみよう。
これで、あなたも「猫のようにラク~」に生きられるはず♪
(取材・文/鳥居りんこ) イラスト/大塚さやか