30歳以上も年の離れた彼女
すべてをなくし自暴自棄になってもおかしくない。しかし、なぜか清水は意気軒昂。
「こういう生活も、役者としてはいい経験になっていると思います。もちろん、また芝居をやるつもりですよ。芸能界は性格的には合わないのですが、今はカムバックするのがたったひとつの望みですね。コンテナ4台分の衣装も残っていますし、キッチリやりきりたいんです」
アイフルのCMばかりが知られているが、清水は役者として長いキャリアがある。
「20歳でデビューし、朝丘雪路さんや美空ひばりさんの舞台に出ました。テレビでは昼メロにたくさん出演しましたね。1973年にはNHK朝ドラ『北の家族』で高橋洋子さんとダブル主演。当時の朝ドラは、ヒロインだけでなく女性受けのいいイケメン役(笑)も主役だったんです」
『白い巨塔』や『噂の刑事トミーとマツ』で熱演。バラエティーでは『欽ちゃんのどこまでやるの!』で“隣の二枚目”役を演じた。
近年は復活に向けてSNSも活用。Facebookには3500人以上のファンがついており、積極的に交流もしている。
「残りの人生は楽しくしたいですね。幸い、公私ともにサポートしてくれる30歳以上も年下の彼女ができました。私にも責任はあるし、キッチリ籍を入れて、可能ならば彼女には私の子を産んでもらいたいですね」
ナント! 78歳にして結婚と子づくり宣言。アイフルのCMにならうなら“無理のない計画を”。