番組が生き残る方法とは
テレビの全盛期から、放送作家として業界を牽引してきた野呂さんは「今後、テレビは古典になっていくのでは」と予想する。
「僕が若いころに、当時のお年寄りが楽しんでいた『落語』や『歌舞伎』はなくなると思っていました。でも、それらは今でも古典芸能として脈々と受け継がれています。YouTubeやスマホの登場によって、テレビがかつてのような娯楽の中心になるのは難しいかもしれませんが、古典として生き残る可能性がある。
中でも、ひとつの型が決まっている長寿番組は、古典芸能として長く愛される存在になるかもしれませんね」
昨年から続くコロナ禍で、久々にテレビを見て「まだこの番組やってるんだ!」と、懐かしさを感じた読者も多いだろう。
目まぐるしく変化する社会情勢の中で私たちに安心感を与えてくれる存在が、長寿番組なのだ。
コメントしてくれたのは……
●野呂エイシロウさん●1967年生まれ。出版社を経て、26歳のとき日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の放送作家予備校の公募にて放送作家に転身。数々の番組をヒットに導いたノウハウを企業広報に生かす戦略的PRコンサルタントとしても活動中。
●逢瀬辰五郎さん●テレビ局勤務を経て、芸能プロダクションでマネージメントの仕事に携わった後、大手WEBサイトでテレビコラムを中心に執筆。
●野呂エイシロウさん●1967年生まれ。出版社を経て、26歳のとき日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の放送作家予備校の公募にて放送作家に転身。数々の番組をヒットに導いたノウハウを企業広報に生かす戦略的PRコンサルタントとしても活動中。
●逢瀬辰五郎さん●テレビ局勤務を経て、芸能プロダクションでマネージメントの仕事に携わった後、大手WEBサイトでテレビコラムを中心に執筆。