妻からのすすめで男性も増加中
40~50代の女性では、スポーツクラブに通いはじめ、水着のために脱毛をする人も。
「近年、運動する男性も、アンダーを含め体毛の処理をし始めています」と話すのは、男性専用の総合美容医療「ゴリラクリニック」の総院長、稲見文彦先生。
「40~50代ですと、奥様やパートナーのすすめで、介護脱毛をする方も増えていますね」
男女問わず、VIO脱毛への関心は高まるいっぽう。コロナ禍で清潔への意識が高まっていることも後押ししているのかもしれない。
経験者が語る「介護脱毛」
■両親の介護をきっかけに3年前に医療脱毛
5年前に亡くなった父がノロウイルスにかかったときは、下痢でおむつ交換に追われ、毛についた便がなかなかとれずに大変でした。子どもがいないのでもともと介護する人に迷惑をかけたくないと思っていましたが、脱毛したことでムレなくなって快適。(63歳・女性)
■介護では手がまわりにくいアンダーケアの必要性を痛感
数年前、祖母に介助が必要となり、私も介護を手伝ったのですが、毎日入浴できないのでVIOまわりは清潔に保ちにくいんだな、と感じました。介護脱毛の話は友人から聞いて、病院をリサーチ。次回は7回目の施術ですが、少し毛はあるものの、生理の経血がつかないのはすごくラクになりました。(38歳・女性)
■こちらも増加、中年男性もアンダーヘアのケアに熱い視線!
脱毛した40~50代の男性は、股間まわりがムレない、床に落ちたアンダーヘアの掃除が必要なくなった、といった利便性に満足されることが多いです。若い世代は運動のためや、性行為時に衛生的だと考えて脱毛される方、海外への転勤や出張前にされる方も。すでにVIO脱毛ずみの奥様やパートナーにすすめられることも多いようです。(稲見先生)
教えてくれたのは…
大野由実先生◎医師。シロノクリニック恵比寿勤務。日本形成外科学会専門医、国際レーザー学会専門医、日本レーザー学会専門医などの資格を保有。
稲見文彦先生◎男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」総院長。
大野由実先生◎医師。シロノクリニック恵比寿勤務。日本形成外科学会専門医、国際レーザー学会専門医、日本レーザー学会専門医などの資格を保有。
稲見文彦先生◎男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」総院長。
《取材・文/山田 恵》