耳くるくるマッサージのやり方
天気痛の予防と改善に役立つのが、手軽で簡単な「耳くるくるマッサージ」。いつでもどこでもできて身体への負担も一切ナシ。1日1分、朝昼晩と3回を毎日続けると効果的。
【1】親指と人さし指で両耳を軽くつまみ、上・下・横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る。
【2】耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す。
【3】耳を包むように折り曲げて、5秒間キープ。
【4】手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に5回、円を描くようにゆっくりと回す。
まだある! 梅雨時期の天気痛対策
軽い運動も天気痛に効果を発揮する。
「散歩でもヨガでもYouTubeのエクササイズ動画でも、じんわりと汗をかくような運動を週に3日ほど行うと、自律神経のバランスがよくなります。汗をかいて水分代謝をすることで内耳の働きが正常になり、天気の影響を受けにくくなっていくんです」
女性は身体に水分がたまりやすくむくみやすい。適度に身体を動かしてしっかりと汗をかくように心がけよう。
●ストレッチ・ヨガ
天気痛の予防・改善におすすめなのは「ゆっくり」「長く」「無理せず」できる運動。ストレッチやヨガで身体を心地よく伸ばすだけでも身体にはいい効果がもたらされる。
●低温で半身浴
「忙しくて、運動する時間がなかなかとれない……」という人は、38~40度程度のぬるめのお湯で15分程度の半身浴を。じんわりと汗が出て心身ともにスッキリ。
教えてくれたのは……愛知医科大学客員教授・医師 佐藤純先生
1958年福岡県生まれ。疼痛生理学・環境生理学を学んだのち、名古屋大学教授を経て愛知医科大学病院で日本初の「気象病外来・天気痛外来」を開設。『「雨の日、なんだか体調悪い」がスーッと消える「雨ダルさん」の本』など著書多数。
1958年福岡県生まれ。疼痛生理学・環境生理学を学んだのち、名古屋大学教授を経て愛知医科大学病院で日本初の「気象病外来・天気痛外来」を開設。『「雨の日、なんだか体調悪い」がスーッと消える「雨ダルさん」の本』など著書多数。
(取材・文/熊谷あづさ)