例えばこんな危険ネタは食べてはいけま10

1位 養殖も天然も毒まみれ マグロ

 マグロには、ダイオキシンやメチル水銀が大量に蓄積。ダイオキシンは催奇性、発がん性があり、免疫系を破壊する。

2位 一番人気のネタは危険度高 サーモン

 サーモンの海面養殖場には脂肪に蓄積されやすい発がん性物質のPCBやダイオキシンが自然界の数倍から10倍残留。エサに添加された合成着色料は網膜剥離を引き起こすとの説も。

サーモン
サーモン

3位 クズ部位と植物油脂の合体 ネギトロ

 ネギトロに使われるショートニング(植物油脂)は世界でも多くの国が禁止するトランス脂肪酸。動脈硬化、糖尿病、認知症との関係も疑われている。

ネギトロ
ネギトロ

4位 養殖の実態はすべて闇 カンパチ

 狭いいけすで超過密状態のカンパチは、抗生物質の乱用で耐性菌が検出されることも。幼児期に抗生物質を摂取し続けると肥満を誘発し、将来的には発がん性も報告されている。

カンパチ
カンパチ

5位 エビからプールのにおいが? 甘エビ

 90%以上を輸入に頼る甘エビ。抗生物質入りのエサで育った後、長期輸送に備え、加工地の中国で漂白剤や発色剤づけに。日本に届いたときにはなぜかプール臭が。

甘エビ
甘エビ

6位 卵焼きの原材料は粉と液? 卵焼き

 外食産業で広く使用されている粉末卵だが、12年前には中国産全卵紛からメラミン粉が検出、液卵からはサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌が検出されている。

7位 厚化粧で白塗り! イカ

 本来のイカの色は薄黄色。白くするために漂白し、乾燥を防ぐためのソルビトール・還元水飴などを塗布。

8位 女性ホルモン注入? うなぎ(養殖)

 抗菌剤と抗生物質だけでなく、成長促進のためのホルモン剤で一気に育てたうなぎ。人体への影響も大。

9位 にぎり以外も危ない 明太子

 人気の明太子は酸化防止剤、調味料、発色剤、甘味料と添加物を食べているようなもの。

10位 タレにタール系色素 あなご

 EUでは警告表示が義務づけられている石油由来のタール系着色料がタレに。

実はワサビも危ない!

 激安ずしのワサビの正体はホースラディッシュ。着色料、香料、増粘多糖類で偽装している。

 教えてくれたのは……郡司和夫さん ●東京生まれ。法政大学卒業。フリージャーナリスト。食品の安全、環境汚染を中心に執筆活動を続ける。主な著書に『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『加工食品の危ないカラクリ』(宝島社)ほか著書多数。

〈取材・文/ガンガーラ田津美〉