足裏は身体の健康状態を映し出す鏡のようなもの。身体のよいことも、悪いことも足の形や色、しわ、温度、感触でチェックできるという。体調ばかりか、その人の性格やメンタルの健康状態までバッチリわかる! 1日の終わりに自分の足をチェックして、不調の対策や体質改善に役立てよう。
足相は毎日、刻一刻と変わる
「足相を見れば、身体の不調やそのときの精神状態がひと目でわかりますよ」
そう教えてくれたのは、足裏研究家の鈴木きよみさん。足に表れる心身のさまざまなサインが手相ならぬ「足相」だ。チェックするポイントは、足の色、感触、形、しわの4つ。
「足には全身と対応しているゾーンがあります。例えば、女性ホルモンのバランスが崩れているときは、かかとの角質が厚くなっているなど、何か不調があれば足の対応する部分にも変化が表れます。逆に、かかとの角質をていねいにケアしてあげることで、生理痛や更年期障害の予防にもなるんですよ」(同セラピスト・鈴木由萌さん)
内臓を直接触ることはできないが、足裏を刺激することはとても簡単。いつもと比べてしわが多い部分があれば、そこをやさしくマッサージしてあげるだけでも不調を和らげる効果があるという。
「足相は毎日、刻一刻と変わります。入浴前後でも変わりますし、触るなかでもどんどん変化します。なので、できれば毎朝の起床後に、自分の顔を鏡で見るのと同じように足相を見て、触れる時間をつくってみてください。毎日続け、変化を感じとることがいちばん大切です」(由萌さん)
【CHECK1】色で診断!
毎日の変化が最もわかりやすいのが足の色。血行がよくなるとすぐに色が変わるため、足の甲に手を添えて、できるだけ足裏に触れないようにしながら確認してみて。色がまだらな場合は、内臓の不調の可能性も。
・ピンク色は健康の証し
血色のよいピンク色は、心身ともに健康な状態を表している。内臓機能も活発に働き、ホルモンバランスもきちんと整っている状態。
・白色はエネルギー不足
心身がエネルギー不足だと、足裏は白色に。精神的にもネガティブ思考になり、やる気もダウンしがちなので、ゆっくり休養をとって。
・黄色はストレスが心配
足が黄色っぽいときは、ストレスが強くかかっていたり、消化器系や肝臓の調子が低下している可能性あり。気分もうつ傾向に。
・赤はイライラの表れ
赤い足のときは心身のエネルギーが過剰ぎみ。イライラや怒りの感情をため込んでいるかも。発熱があるときは特に上部が赤くなる。
・紫色は未病の疑い
赤色よりもさらにエネルギー過剰で、身体が何かと闘っているような状態が紫色。血液の循環が悪く、未病が隠れている場合も。