否定しないことも気をつけている点だという。
「子どもは親から見ると、“えー”と思うような選択をすることってありますよね。洋服選びとか、宿題しないでゲームするとか。そこで、否定するんじゃなくて、『誘導』するようにしています」
こんな配信動画がある。
琉ちゃろくんの誕生日プレゼントに、ちいめろさんはドリルとおもちゃを用意した。
母親としてはドリルを選んでほしかったちいめろさんは、ドリルを選ぶといかにいいことが起きるかを丁寧に説明。初めはゲーム一択だった琉ちゃろくんも、ついには、「それなら…」とドリルに手を伸ばし……なんてひと幕も。
極めつきは愛情表現を過剰なくらいたっぷりとしていることだ。動画からも様子は存分に伝わってくる。
「“大好き”はたくさん言っちゃう! 言葉にしないと伝わらないし、ママに愛されているという自信があれば子どもも安心すると思うんです」
そして子どもたちにはハグもたっぷり!
「スキンシップも大事です。お互いにホッとしますし」
愛情たっぷりの子育てを実践しているちいめろさんだが、実は子育て本などは一切読んだことはないという。すべてオリジナルなのだ。
基準は子どものときに親からしてもらってうれしかったこと、されて嫌だったこと。
「幼少期に感じたことを生かしています。大人は子どものときの気持ちを忘れがちですが、ぜひ思い出してほしいな」
ちいめろ流HAPPY子育て【5か条】
★上から目線で命令をしない
→やってほしい理由、ダメな理由は丁寧に説明する
★たっぷり褒める
→誰でも褒められればうれしいし、やる気もアップ
★否定しない
→否定ではなく誘導はアリ。子どもの選択を尊重して
★たくさん「大好き」と言う
→言葉にしないと伝わらないから!
★ハグをたっぷりする
→スキンシップは信頼関係を深めるので積極的に
どん底期を支えてくれた母の存在
インタビュー中はもちろん、日ごろから明るくポジティブなちいめろさん。
だが、過去には自殺を考えるほどに、つらく悲しい時期があったそう。
若くして結婚、2人の子どもを授かった直後のこと。夫の異性問題が原因で離婚をすることになった──。
離婚調停中に人生最大のどん底に陥ったという。
「精神が不安定になって、精神安定剤を大量に飲んだり、『死んでやる』って屋根から飛び降りようとしたり……。とことんまで落ちましたね」