ところが、初回視聴率は2.7%と振るわず、同時間帯で随時10%前後を叩き出す『モーニングショー』には遠く及ばず。さらには放送開始から約2週間後、4月9日の放送回には1.1%を記録してしまった。
SNSで“バズる”かどうか
「確かに数字だけを見れば、これはもう危険水域。業界内外で“早くも打ち切り確定か”とも囁かれましたが、TBSさんはこの“改編”に自信を持っていたみたいですよ。日テレさんのお昼の人気番組『ヒルナンデス!』も、スタート時は散々な言われようをされていましたからね。
それに、同局が重視しているのは“世帯視聴率”よりも“コア視聴率”で、そしていかにSNSで“バズるか”だと言います。出演者の顔ぶれを見てもそれがよくわかります」
とは広告代理店営業スタッフ。レギュラーや準レギュラーには“第7世代”、また“6.5世代”と呼ばれる旬な芸人を配置し、乃木坂46や欅坂46のメンバーも継続的に出演。そして昨年10月からは、ジャニーズグループ『Snow Man』から宮舘涼太、佐久間大介が火曜日の隔週レギュラーとして冠コーナーを任されている。
「彼らのファンとはすなわちSNS世代で、放送時には《#ラヴィット》がツイッターのトレンドで上位にランクすることが多く、また通勤、通学者が多い時間帯だけに録画視聴率も高いと言います。ワイドショーを録画してまで見る人はそうはいません。
1月12日の放送には『なにわ男子』の藤原丈一郎くんと道枝駿佑くんがロケでVTR出演しましたが、こちらもやはりトレンド入りしました」(前出・広告代理店営業スタッフ)
実際、SNS上では《#ラヴィット》のハッシュタグとともに《仕事から帰ってラヴィット見るのが癒しの時間》などと、番組を楽しみにする視聴者が多く見受けられる。その一方で、
《ワイドショーのオミクロン報道にうんざりしてきたら、ラヴィット!観て和むのがよろし》 《他局に比べてコロナ関連の時間が長いなぁ。もううんざり。観ても聞いても意味ないと思うわ。#モーニングショー》 《いままで朝は絶対スッキリだったけど、ラヴィット始まってから、ほんとにラヴィット一択になったんだよね。笑 何がいいってコロナの話題がゼロってこと!!!おかげで朝から明るい気分になれる》
一連のコロナ偏重が続くワイドショーに少々うんざり顔の視聴者もいるようだ。