食事は少なく長く不自由に、が極意

ネットでは有名な海外の痩せ姫画像。浮き出た肩甲骨は「天使の羽」とも呼ばれ、憧れの対象に
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【写真】「命がけのファッション」と主張する痩せ細ってしまった“身体”

 痩せ姫がよく使う言葉に「許可食」があります。食べてもいいものという意味で、太りにくい食材が挙がります。例えば、

「ピザ食べてる友人の隣でサラダだけ食べる。これが努力」

「お菓子もらっても、ありがた迷惑。いつも食べずに持ち帰って、家にたまっています」

 と言う人たちの場合、ピザやお菓子は許可食ではないわけです。

 また、低カロリーの野菜やゼロカロリーのゼリー、ブラックコーヒーなどが許可食だとして、

「今までありがとう、さようなら炭水化物」

 と、宣言する人も。

 その一方で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどはなるべくとるという人もいます。食べるスピードも重要で、

「豆乳を20分、りんご半分を30分、昼食には50分かけてる」

「おやつには、アーモンドやレーズンを数粒、リスみたいにゆっくり食べてる」

 などといった工夫がされます。なかには、

「左手を使うなどして、食事をはかどらなくする」

 と言う人も。少量の食事で満足するには、食事の長さが肝心なようです。さらには、

「ウエストをベルトでギュウギュウに締めつける。食事の代わりにウエスト締め」

 そんな方法で、強制的に食事抜き状態をつくり出す人も。彼女はこれで、ウエストを極細にしました。

 こうした感覚がエスカレートしていくと、

「かき氷は人間がとりあえず生きるのに必要な水分と糖分を摂取できる素晴らしい食べ物」

「白湯が甘い。花の蜜のよう」

「薬の糖衣錠のカロリーが気になり、リップクリームさえ塗れません」

 といった境地にも達したりします。こうなると、健康を害する危険も高まりますが、どのあたりから危険なのかは一概には言えず、また、人それぞれでしょう。