血流改善が美の近道!頭皮と顔を温めてなめらかな肌に
■美女医〈2〉馬渕知子先生
「肌の老化を防ぐには、血液の流れをよくして肌の細胞に十分な酸素や水分を送り、新陳代謝を上げることが大切。私は血流をよくする生活を心がけています」と、アンチエイジング医療が専門である馬渕知子先生。
血流をよくして肌に酸素を送る
血管の、温めると伸び冷やすと縮む性質を利用し、身体を温めたり冷やしたりすると、血の巡りががぜんよくなる。
「私も入浴時に、手足に冷水、温水を交互にかけたり、ホットタオルで目元や顔を温めたりしています。とても簡単ですが、これで細胞のターンオーバーが進みます」(馬渕先生、以下同)
そして最近注目しているのが「ヒートショックプロテイン入浴」だ。「週に2回ほど、通常よりも熱めの40~42度のお湯につかることで、自己回復力が高まり、免疫力アップやダメージを受けた細胞を修復する働きなどが現れます」
馬渕先生の実践する手軽な食事法も紹介したい。それは「ゆで卵」を朝食やおやつ代わりに食べること。
「卵は肌の組成に必要なタンパク源であり、美肌の源。私は仕事場にゆで卵を持参して小腹がすいたら食べるようにしています。お手軽なのでぜひ取り入れてみて」
★内側から美しく!〈3大おすすめ栄養素〉★
(1)タンパク質
多く含まれるのは乳製品・卵・肉・魚・大豆類。コラーゲンは魚の皮に多く含まれているので、皮まで食べること。シラスやシシャモならとりやすいので、おすすめ。
(2)亜鉛
肌の新陳代謝を活発にして肌のターンオーバーをサポート。気軽にとれるのはナッツ類で松の実やカシューナッツ、アーモンドなど。おやつにミックスナッツで補給して。
(3)鉄分
不足すると貧血になり、シミが増えたり、肌のハリが失われる。赤身の肉や緑黄色野菜を積極的にとろう。小松菜やホウレン草にポン酢をかけて食べると効率よく吸収できる。