「ポイ活」で予算節約!
また、家計管理を意識してからは、ポイントを集めて行う「ポイ活」にはまり、食費の足しにしている。利用しているのは「Tポイント」。ポイントを1つに絞るのには、食料品も多く扱っている近所のドラッグストア「ウエルシア」で日用品を買うためだ。
「日用品代は1か月1万円予算で、その1万円をポイントサイトで課金してTポイントにしています。それを『ウエル活』に使うと5000円多く買い物ができるんです」
ウエル活とは、ドラッグストアの「ウエルシア」では毎月20日に、ポイントの1・5倍分の買い物ができるため、その日にまとめ買いをし、ポイントを最大限活用すること。1万ポイントで1万5000円分の買い物ができることになる。
「ポイント増量分の5000円をお米や子どものお菓子、調味料に充てることで、食費の出費を抑えられています」
現在は2人目を妊娠中。3歳の子どもを連れて買い物をするのは大変なこともあり、買い出しは2店舗へ。
1店舗はスーパーだが、もう1店舗はウエルシア以外の食品の種類が豊富なドラッグストアを利用する。
「値段を比べて、少しでも安い店で購入します。特によく使う卵や豆腐は、スーパーよりも安く売られていることの多いドラッグストアが狙い目ですよ」
下処理で食材を長持ちさせ使い切る
月に2回の買い物は、1回目に予算がオーバーして、9000円ほどになることもある。その場合は、2回目の買い物では、野菜や卵を中心に食材を買って、食費が1万5000円以内に収まるように調整。
そのため、まとめ買いした大切な2週間分の食材を有効に使い切るために、帰宅してすぐに行う食材の下処理が大事な作業になる。最初に用途別に、肉や魚を小分けにしているという。
「例えば、肉は主菜用として150g、副菜に少量使う分は50gなどを目安に、小分けしてラップで包んで冷凍します。小分けした袋に、肉の部位とグラム数を書いたテープを貼っておけば、使うとき便利。いろいろな料理に対応できて、無駄なく使い切ることができます」
また、肉や魚は長期保存ができるようにタレに漬け込んで下処理をしておく。下味をつけて冷凍すれば、値引き品の肉でも味がしみ込んでやわらかくなる。
「予算内で買った食材をおいしく食べ切ることが大切。味つけに市販の合わせ調味料を使うと割高になるため、家にある調味料でわが家に合った味つけにしています」
野菜は100円ショップで購入した鮮度保持袋に入れて保存。以前、野菜を腐らせたことがあるので、気を配っている。鮮度保持袋を使えば、野菜から出るガスを袋が吸収し、野菜が長持ちする。
「鮮度保持袋は野菜のサイズに合わせて、袋の大きさを使い分けます。1パック数十枚入っているので、洗って繰り返し使えばお得」
それでも、買い物に行く前に残った野菜や肉があるときは、サラダやミネストローネなどの野菜スープ、あんかけ焼きそばの“具”などに活用。使い切って冷蔵庫を空けてから買い物へ。
「残り野菜を消費する定番メニューをある程度決めておけば、献立にも迷いません」