「おやつを上手に取り入れることが、無理のないダイエットの継続につながります」
そう話すのは、ダイエット料理研究家の鈴木沙織さん。身長154cmで、最大で体重約50kg減、体脂肪率27％減に成功した自身の経験から、減量中も「甘い“ご褒美”は必要」と確信している。
スイーツがダイエット継続のパワーに！
鈴木さんがダイエットに一念発起したのは約10年前。体重が過去最高の97kgを記録し、健康診断で26歳ながら“このままでは死ぬ”と医師に警告されたことがきっかけだ。
「最初は、ジムに通いながら自己流で厳しい食事制限をしました。でも、続けているうちにストレスが爆発して、暴飲暴食に。今思い出しても完全に“黒歴史”ですね（笑）」
そんな失敗もありながら、たどり着いたのが無理せず糖質を抑える食事方法。肉や魚も食べて、しっかり満足感を得ながら糖質オフができるレシピを研究し、健康的でスリムな身体を手に入れ、キープしている。
「やせるためにはただ食べることを制限するのではなく、糖質とカロリーの両方に気をつけながらきちんと食べることが大切です。甘いものも同じ。我慢するのではなく、ヘルシーなスイーツを選んで楽しむほうがよいと思います」
鈴木さんが作る“やせスイーツ”は、すべて150kcal以下で糖質15g以下。一般的に製菓に使う材料を低糖質・低カロリーな食材に変換し、美味しくて食べ応えがあるスイーツに仕上げている。
「カロリーを消費しやすい10時、3時のおやつの時間はもちろん、夜に食べても大丈夫。ダイエット中でもヘルシーなスイーツでイベントシーズンを楽しんでください！」
やせるスイーツ3つのルール
糖質・カロリーの両方をオフ！
小麦粉はおからパウダー、砂糖はカロリーゼロの甘味料、生クリームは無糖のギリシャヨーグルトにするなど、低糖質・低カロリーになるように食材を置き換え。単純に代用するだけでなく、美味しさと満足感を得られるもの、手軽に買えるものを選んでいる。
簡単だから市販菓子にサヨナラ
すべてのレシピは4ステップ以内で完成。さらに材料を混ぜるだけの「オールインミックス法」などを採用し、誰でも失敗しない作り方に。分量は大さじ・小さじで量れ“キッチンスケール”を出す手間もなし。市販のお菓子を選ばず、手作りしたくなるお手軽さ。
オーブンや特別な型は不要！
失敗しがちなオーブンは使わず、ケーキもプリンも気軽に使える電子レンジを活用するのでお菓子作り初心者でも安心。また、牛乳パックや耐熱容器、100円ショップで買えるシリコンカップなどで作れるので、わざわざ製菓用の型を用意する必要もなし！
