目次
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ー 更年期障害のような不調のオンパレード ー 唯一食べられる野菜がきのこだった
Page 2
ー きのこを食べて半年で30kgも減量
Page 3
ー きのこスープの作り方

 

「きのこを毎日の食事に取り入れた生活を送るうちに、半年で約30kgの減量に成功し、体調も劇的に改善しました!」

更年期障害のような不調のオンパレード

 そう話すのは、Ameba公式トップブロガーのMartyさん。現在は自身の経験を活かして、オンラインダイエットアドバイザーとしても活躍している。

 今でこそスリムな体形のMartyさんだが、26歳の時には、身長164cmで89.9kgという自身最高体重を記録している。

2014年のMartyさん(25歳)
2014年のMartyさん(25歳)

「もともと幼いころからぽっちゃりではあったんですが、高校に入学した当初は40kg台だったんですね。それが留学中に14kg増え、大学生になってひとり暮らしを始めてからは70kg台に突入。

 朝炊いた3合のごはんを1日で食べるような食生活でしたから、太るのも当然です。その後、ダイエットで50kg台に戻してはリバウンドを繰り返し、結局、70kg台で社会人生活をスタートしました」

 当時、子ども向けの英会話教室を運営していたMartyさんは夜型の生活。22時過ぎの夕食メニューは丼物やインスタント食品ばかり。

「仕事のストレスは大好きなチョコレートを食べて発散していました。そのころは、6個入りのチョコパイひと箱を1度のお菓子タイムで完食。こうした生活で、体重はあっという間に89.9kgになりました」

 体重の増加とともに、片頭痛や冷え性、慢性的な便秘や疲労、息切れ、不眠、イライラなど、心身のさまざまな不調に見舞われていった。

「いちばんつらかったのは股ズレです。ズボンの内もものあたりがすぐに破れ、皮膚がこすれて炎症が起きてしまい常に痛いんです。

 また、顔まわりについたお肉のぶんだけ頭が重くなって、首に負担がかかり、首の痛みで病院に駆け込んだこともありました」

唯一食べられる野菜がきのこだった

 26歳のある日、Martyさんは医師から「やせないと命の危険がある」と告げられダイエットを決意。

 1日のうち16時間は何も食べず、あとの時間は好きに飲み食いしていいという“16時間断食”を実行して1か月でマイナス10kgを達成した。

「その後、1年近く体重をキープしたものの、何をしてもそれ以上は減らなかったんです。そこで、初心に返ってレコーディングダイエットをしようと思い、食べたものを写真に撮って量や内容を把握するようにしました」

2016年、最高体重−10kgに(26歳)
2016年、最高体重−10kgに(26歳)

 当時、糖質オフの食生活を送っていたMartyさんの食事は、肉や魚、卵、豆腐といったタンパク質が大半を占めていた。

「私は基本的に野菜が嫌いなんです。食べられるのは、じゃがいもやさつまいも、レンコンといった根菜類。野菜の栄養はそれで十分だと思っていたんですね。

 でも、食材の栄養素などを勉強するようになって根菜類には糖質が多く含まれていることがわかり、“だから体重が落ちないんだ”と納得しました」

 なんとか食べられ、かつダイエットにも効果がありそうな野菜を探す中でヒットしたのがきのこだった。

「お肉やお魚を焼くときにきのこも一緒に焼く、煮物や汁物にはきのこを入れるといった具合に、それまで作っていた料理にきのこを加えるようにしたんです。

 詳しく調べたら、きのこには食物繊維をはじめ、ビタミン類やミネラル類が豊富に含まれていて、低糖質・低カロリーなのに栄養満点。食べるだけで身体にいい効果をもたらしてくれる点が魅力的でした」