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プチプラ★ハンドクリーム厳選5品
乾燥しやすく刺激を受けやすい手肌。冬場に限らず年中手荒れに悩む人は多い。原因は人によってさまざまだが「一番の要因は洗いすぎているからなんです」と話すのは皮膚科医の慶田朋子先生。
手荒れの原因は多すぎる手洗い
「洗う頻度を下げることが、手荒れ防止の一番効果的な方法です。どんなに保湿したり薬を塗ったりしても、手洗いの頻度が1日に数十回もあると荒れてしまいます。水仕事のときはゴム手袋を着用するなど、できるだけ手を濡らさないですむような暮らし方を工夫してください」(慶田先生、以下同)
そこで重要なのが、手の洗い方と洗った後のケア。
「ハンドソープは原液で洗うのではなくて、泡立てて優しく洗うことを意識してください。洗った後はしっかり水分を拭き取り、ハンドクリームや保湿クリームを塗るまでがセット。
乾いたタオルで押しつけるようにして水分を吸い取るか、ペーパータオルを使うときは、雑に拭くのではなく、指の間まできちんと水分を拭き取るように」
洗うときの水温は、ぬるめの33度から34度が目安だ。
「皮膚のバリア成分が洗い流されない適正な水温は、人肌よりかなりぬるいお湯の感覚です」
また、普段の食生活も手荒れの原因になっている。
「ダイエットなどで過度に油を抜くと、バリア成分の材料になるコレステロールの不足につながり、乾燥しやすくなります。お酒などのアルコール類は、肌のターンオーバーに役立つビタミンB群の大量消費や、脱水による乾燥が起こりやすくなるので注意が必要。
睡眠不足や食生活の乱れは全般的に肌荒れを起こしやすいので、一年中手荒れに悩む人は、日々の生活を見直してみるのも大切です」

※写真はイメージです