目次
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ー 中高年の肌はゆらぎやすい
Page 2
ー 日焼け止めと保湿ケアを
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ー 脂質とビタミンAで内側からもケア

 

 のバリア機能が弱まる春先は、化粧ノリが悪くなったり、いつもの化粧水がヒリヒリしみたりと、のダメージを感じやすくなる時季。「内外からのケアでゆらぐは整えられます」とアドバイスしてくれたのは、うるツヤを通年キープしている美女皮膚科医。今日からできる対策をご紹介!

中高年の肌はゆらぎやすい

 春先になると、の赤みやざらつき、湿疹など、何かしらの不調やトラブルを感じる人は少なくない。

 「春は慢性的な乾燥の人やアトピー体質の人だけでなく、普段はの不調を感じにくい人でも敏感症状が現れやすい時季です。乾燥や赤みが生じ、の調子が落ちている状態のことを、ゆらぎといいます。

 ゆらぎは、冬の乾燥した空気で水分が奪われバリア機能が落ちているに、花粉やPM2・5などの大気汚染物質や、紫外線などによる外部の刺激が加わることで起きます。季節の変わり目で自律神経が乱れるのも、原因の一つです。また、加齢に伴いセラミドというの潤いを保つ成分が減少してしまうため、中高年は特にがゆらぎやすいといえるでしょう」

 と話すのは、皮膚科医の慶田朋子先生。恐ろしいのが、ゆらぎを放置すると、の老化が加速するということ。

 「ゆらぎはいわゆる未病の状態ではありますが、が炎症を起こしていることに変わりありません。その炎症がシワや色素沈着などの原因になるので、スキンケアの見直しや対策が必須なのです」(慶田先生、以下同) 

 ゆらぎを防ぐ一番のポイントは、花粉や汚染物質の付着をできるだけ避けることだという。

 「そのために重要なのが、日中、メイクをしないときでも日焼け止めや、UVカット効果のある下地クリームを塗っておくこと。春先から強くなってくる紫外線をガードするだけでなく、日焼け止めがベールになって、花粉などが直接につくのを防いでくれます。また、メイクの仕上げにパウダーをしっかりはたくのも、を守る対策として有効です」

冬の乾燥で肌内の水分が奪われバリア機能が弱まっている肌に、花粉やPM2.5などの大気汚染物質、紫外線による外部刺激が加わるのが、ゆらぎ肌の原因に。
冬の乾燥で肌内の水分が奪われバリア機能が弱まっている肌に、花粉やPM2.5などの大気汚染物質、紫外線による外部刺激が加わるのが、ゆらぎ肌の原因に。