踊るだけでくびれができる“カーヴィーダンス”が一大ムーブメントになるなど、ボディメイクのプロとして活躍してきた樫木裕実さん(61)。
61歳を迎えた現在も、大人女性のボディメイクやリハビリ指導、パーソナルトレーニングなど、1時間40分のレッスンを毎日こなし、遠方の講演会やイベントにも足を運ぶ。くびれのある美ボディは健在で、還暦を過ぎても心身共に元気そのものなんだとか。そんな老い知らずな樫木さんに、身体づくりの秘訣(ひけつ)を聞いた。
毎朝の野菜スープで元気をチャージ★
「今でもよく周囲から、昔よりスタイルが良くなった、強靭(きょうじん)な身体だねと言われます。ただ、スタイル維持のためにダイエットをした記憶はほとんどなくて、食べることも大好き。それでも体形をキープできているのは、楽しみながらたくさん身体を動かしているからだと思います」
年齢を重ねてから、気をつけるようになったこともあるそう。
「朝食にはすごくこだわるようになりました。身体を動かす仕事をしているので、昔から朝はがっつり食べてきたのですが、最近では栄養バランスにもこだわるように。特に野菜とタンパク質をきちんととるように心がけています。
朝食では、まず5種類の野菜を30分煮込んだスープを飲み、玄米や五穀米を混ぜた白米、納豆、サラダ、肉や魚も必ず食べます。朝からステーキを食べることもありますね(笑)」
また、食べすぎで戻してしまったことをきっかけに、しっかり噛むようになったと樫木さん。
「若いころから早食いで、噛まずに飲み込んでしまっていることもあったのですが、最近、食べすぎで戻してしまったことがあって。見たら全部固形物で、こんなに噛んでなかったんだと改めて驚いたんです。
身体が、いいかげんにして!と言っているように感じて反省し、きちんと噛むようになりました(笑)。すると余計な間食が減り身体が軽くなった気がするんです。
以前は、夕食後の夜レッスンの前にもパンをペロッと食べていたのですが、それも気をつけるようになりました。食事中も箸を置く自分にびっくりです(笑)。胃腸への負担も減ったと感じています」