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「職場のみんなも、あなたを必要ないと言っている」
──現在はシニアユーチューバーとして活躍しているyamaさん(61)が、4年前、57歳のときに会社から告げられた言葉だ。
突然の解雇で家を売却
「突然の整理解雇でした。理由は会社の業績不振でしたが、仲間たちからも不要な人と思われていたと知って、頭の中が真っ白になりました」(yamaさん、以下同)
今となっては本当に仲間がそう言ったのかは定かではない。でも当時はその言葉が胸に突き刺さった。65歳まで勤められるだろうと思っていた会社なので、突然、収入が断たれるという恐怖も一気に押し寄せる。
「こうなった以上はやれることをするしかない。東京都の労働相談所や弁護士のところへ行き、会社の対応は法的に問題がないか確認しました」
相談すると、会社側には労働基準法に触れるいくつかの違反が見つかった。いちばん親身になってくれた弁護士に依頼をして会社と係争。結果、会社側から多少の解決金と有給休暇の給料分を支払ってもらえることになった。
「引き続き会社と闘うことも可能でしたが、私の精神がもたないと思って、そこで和解という形をとりました」