「熱いもの」とりすぎは食道がんの危険が!
注意したいポイントは、50度程度まで下げて飲むということ。
「コーヒーやお茶とちがって、量を多くとってほしいので、温度は人肌よりも少し高いぐらいを意識して。熱い飲み物をガブガブ飲むと食道の粘膜に炎症をおこし、食道がんを誘発する可能性もあります」
白湯を、じっくり時間をかけて飲むのが効率のよい摂取法。
量に関しては、「1日少なくとも1.5L以上は水分をとってもらいたいが、まずは『水を摂る!!』ことを意識してみては」と馬渕先生。
水分をとる習慣がなかなか身につかない人は、机など回りに常に置いておくとよい。
「白湯を作っておいて、作業する近くに置いておくと、人は無意識に飲みます。つい飲み忘れてしまう人は、1日の中でタイミングを決めておくこと。無味で飲みにくい人は、ショウガやレモン、はちみつなどをプラスして飲むこともおすすめです」
タレント・実業家の紗栄子は、季節問わずに白湯を飲む理由として、夏場などにも白湯を飲んでおくことで冬の肌の調子も上がると語っている。
「季節問わず、冷たい飲み物で身体を冷やすのは、女性の場合、婦人科系の病気にもよくありません。内臓を冷やさないように注意して、水分を身体に補給しておけば、内側からふっくらとしたハリのあるお肌のサポートにも役立ちますよ」
白湯を習慣化しておくことで、加齢には逆らえないと思っていた代謝の低下や肌の劣化も食い止められる。白湯はお金のかからない最強健康法だ!
教えてくれたのは……
馬渕知子先生
●マブチメディカルクリニック院長、食糧学院副院長・東京調理専門学校校長。専門は分子栄養学やアンチエイジング医療。多面的な知識を応用し、アイドルグループを始め、スポーツ選手まで、幅広い分野でサポートを行っている。
馬渕知子先生
●マブチメディカルクリニック院長、食糧学院副院長・東京調理専門学校校長。専門は分子栄養学やアンチエイジング医療。多面的な知識を応用し、アイドルグループを始め、スポーツ選手まで、幅広い分野でサポートを行っている。