クリームパンは日本生まれ!
クリームパンの発祥は日本で、新宿中村屋の創業者がシュークリームのおいしさに感動し、あんパンのあんのかわりにクリームを使ったのが始まりとされている。
クリームパンがグローブ形なのは、パン生地にクリームを詰めて発酵させると空洞ができてしまうため、空気抜きの切れ目を入れたという説がある。
今回はこの“元祖クリームパン”も食べてみた。「たっぷりのクリームと存在感のあるパンのバランスがよく、奇をてらっていないストレートなおいしさ」
一度味わってみるべし!
チョコ・抹茶など進化系クリームパンも!!
王道クリームパンのほか、アレンジ商品も食べてみた。
『冷やして食べるとろけるくりーむパン カスタード』(八天堂/258円)は店舗にはなく、コンビニなどでしか買えない話題の商品。
「ひんやりクリームがおいしくてスイーツ風」。同じシリーズのチョコレート味は「チョコ好きには物足りないが、やさしい味わい」。
『神戸屋 しあわせを届ける生チョコくりぃむぱん』(YKベーキングカンパニー/105円)は「生チョコ感強めのチョココロネ風」。同じシリーズの宇治抹茶味は「抹茶とホイップのバランスが残念」。
『清水屋 生クリームパン』(清水屋食品/238円)「生クリームより練乳感が強い」。進化系は王道クリームはパンとは別モノという印象だ。
ジャッジしてくれた食のプロは……
松岡聖子さん……無印良品を運営する良品計画で2000アイテム以上の商品開発を担当。現在は独立し、「OKASHIYA Karhu」のオーナー兼、食品や飲食企業のアドバイザー・顧問を務める。
片山智香子さん……国内外問わず1万個以上のパンを食べ歩いている「旅するパンマニア」。YouTubeやブログを通して紹介している。パンマニア、パン料理研究家として『ZIP!』『ラヴィット』など多数出演。
(取材・文/草柳麻子 撮影/山田智絵)