6月の警戒エリアピンポイント予測マップ
人工衛星を使用し、さまざまな地震の前兆現象を捉えて解析する『MEGA地震予測』。直近のデータに基づき、6月中に大きな地震が起こる可能性が高いのは、この4エリアだ。
〈1位〉東北ゾーン
ここ半年の「週間高さ変動」が集中して現れている東北地方。2011年の東日本大震災で変動した地殻が、今なお変動し続けている。
〈2位〉首都圏・伊豆諸島ゾーン
東日本大震災以降、高さ方向の変動が顕著。伊豆諸島も隆起と沈降が混在していて不安定で、八丈島近海では地震が頻発している。
〈3位〉近畿ゾーン
地震のリスクが高い沈降エリアが日本海側と和歌山県に出現。特に和歌山県では急激な上下の変動も起きており、警戒が必要だ。
〈4位〉九州ゾーン
九州全域が2年前と比べて沈降しており、これからも沈降が続くと大地震が起こる可能性も。トカラ列島では群発地震も続いている。
お話を聞いたのは……郭 広猛さん●JESEA主席研究員CTO。理学博士。2004年に中国科学院地理学研究所で博士号を取得。2023年4月より地震科学探査機構JESEAのCTO(最高技術責任者)に就任。「MEGA地震予測」(月額380円/初月無料)では、毎週水曜日に地震予測の情報を提供中。
(取材・文/吉信 武)