目次
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ー 菌の発生を防ぐことが臭いを防ぐポイント
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ー STEP1:洗濯前のひと工夫で臭い出すのを防げる! ー STEP2:洗うときは汚れを徹底的に落とす
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ー STEP3:短時間で乾かして脱・ゾンビ臭! ー アイテム別干し方のコツ

 室内干しが多くなる梅雨時。なかなか乾かないため、干す洗濯物がどんどん増えてしまう。そうなると気になるのが、嫌な臭いがよみがえってくる「ゾンビ臭」だ。

菌の発生を防ぐことが臭いを防ぐポイント

「濡れた洗濯物を5時間以上放置すると、生乾き臭が発生しやすくなります」と教えてくれたのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。

「臭いの原因は『モラクセラ菌』などの細菌です。これらの菌は、洗い残した皮脂汚れのタンパク質などをエサにして増殖。臭い物質をたくさん出すようになるのです」

 これらの菌が大好きなのは「湿気」。

洗濯後に洗濯槽に洗ったものを放置したり、風通しの悪い場所に密集させて干したりすると菌がどんどん増えます」(本間さん、以下同)

 汚れた衣類をためておくかごも要注意。汗で濡れたままの衣類から菌が大量に発生して臭いを放つ。

 洗濯機もできれば月に1回は除菌しよう。さらに洗濯物をため込まず、こまめに洗濯機を回すことが大切。

「洗剤で汚れをしっかり落とすことも大切ですが、抗菌剤入りであったり、除菌ができる洗剤を利用するのも手。マメに洗えないときは脱いだばかりの洗濯物にスプレーして、菌の発生を防止する“プレ洗剤”も登場しています」

洗濯槽をきれいに保つ』『汚れをしっかり落とす』『洗濯したら、なるべく早く干す』『干している場所は風を通す』『しっかり乾燥させる』の5つが要点だが、「汚れをしっかり落とすために、多めの水でしっかりすすぐことも大事」と話す。

 なお、ゾンビ臭の解消には、高熱で乾かすコインランドリーの乾燥機も有効だ。他にも洗濯用ハンガーなど便利なものを活用し、梅雨の洗濯ストレスを解消しよう!

洗濯機自体をこまめに掃除して
 洗濯機自体に汚れが付着していたり、カビが発生したりしていると、洗濯物に臭いが移ってしまう。月に1回は洗濯槽クリーナーを使い、縦型洗濯機なら普段はフタを開けて中を乾燥させておくこと。