極意6:職種への強いこだわり“〇〇であるべき”を捨ててみる
「人気の事務系など希望の職種1本のみですと、登録後もなかなかお仕事をご紹介できない場合も。これまでの経験にとらわれず、新しいことに何でも挑戦してみたいという姿勢の方は、すぐに仕事が決まることも」(阿部さん)
「最低20万円は必要、30万円ないとやっていけない、など金額縛りで探す方も意外に多いです。本当に必要な金額を洗い出してみて、まずは選択肢を広げることが重要です」(三好さん)
極意7:スキルアップにつながる“無料セミナー”などを受けてみる
スキル不足を自覚している、または未経験のことにも挑戦したいという人は、自ら動いて備えることが大切。セミナーなどで、事前知識を得ることで、自分に本当に向いている仕事なのかを改めて検討することもできる。
「都や県の他、各地のハローワークが主催し、無料で受講できる求職者支援制度でパソコン講座などを活用し、ご自身のスキルアップを考えてみては」(上村さん)
「当センターでは会員向けに、家事援助サービスや除草作業などの技能講習会や、安全講習会を行っています」(阿部さん)
極意8:“朝活”を生かす働き方で生活の充実度を上げる
働く目的を変えてみることで、お金だけではない充実感を得られることも。
「求人数が多い清掃の仕事は、午前中に完了する案件が多いので、自分の時間を作りやすく、ルーティンにしやすいという側面が。また、身体を動かすことで、健康面のメリットも期待できます。
会員の方からも、最初は事務が希望だったけれど、やってみたら続けやすかった。身体の調子がよくなったといった声も聞かれます」(阿部さん)
極意9:世の中のニュースに興味や疑問を持つ
どんな仕事を目指すにしろ、今の世の中に無関心になってしまうのはNG。
「トレンドやニュースに敏感に反応すること、常に好奇心を持つことは、すごく大事です。例えば物価上昇のニュースなら、なぜ上がるのか?何が影響しているのか?というように、連鎖して考えることが、自分の知識や生活を豊かにしてくれます。技能的なスキルだけでなく、自分自身のブラッシュアップも心がけて」(上村さん)
極意10:おしゃべりとは違う“コミュニケーションスキル”を磨く
女性にとって、武器にも落とし穴にもなりうるのが、コミュニケーション。
「女性のコミュニケーションスキルは企業側も非常に注目しています。しかし、注意したいのが、おしゃべりと混同してしまっているケース。その場で求められていることをしっかり把握して」(三好さん)
「自分の話したいことを一方的に話すのではなく、相手との距離を見極めて」(上村さん)
(取材・文/當間優子)