テク10:コスパ最強のキャベツを味方に
節約の味方といえば、もやし。ところがみくぽんさんは、「もやしより、断然キャベツを推します」と言う。
「もやしは確かに価格は安いですが、その分、足が早いのが困りもの。その点、キャベツは、100均グッズの“野菜フレッシュキーパー”などを活用すれば、鮮度を保ったまま1週間以上持ちます」
野菜フレッシュキーパーとは、キャベツやレタスなどの茎に刺しておくだけで、野菜の成長速度を抑えて鮮度を長持ちさせるというグッズだ。
「キャベツは、毎週1玉買っています。子どもたちがお好み焼きが大好きなので、最後のほうは、残っているキャベツを全部お好み焼きにして使い切るのが、わが家のお決まりなんです」
テク11:しょうゆや油の使用量を減らして健康にも◎
和食の味つけの基本であるしょうゆ、揚げ物を作るときの揚げ油……。毎日の料理に欠かせない各種調味料も、続々と値上げ対象に。
例えばキッコーマンは、こいくちしょうゆ(1L)の小売価格を、420円から451円にまで値上げした。みくぽんさんは、そんな調味料も、見過ごすことなく節約しているという。
「しょうゆや塩、砂糖を使用する際は、いつも控えめにしています。食用油は、揚げ物を作る際は揚げ焼きにするなど、使用量をできるだけ少なくする工夫を欠かしません。わが家は4人家族ですが、1500gの油なら2か月は持ちますよ」
調味料を節約することで思わぬメリットを得ることがあったという。
「濃い味つけは身体に負担がかかるので、調味料を控えることで健康にもいいと思います。薄味にしたおかげで舌が敏感になったのか、蒸し野菜や焼き野菜も、素材そのものの味をおいしく味わえるようになりました」
教えてくれたのは……みくぽんさん●料理家。公式ブログ『美味しく節約♪家族が喜ぶほっこりおうちごはん』で発信するレシピは、安い食材で簡単に作れるのがモットー。『みくぽんの感動の節約おかず』(宝島社)が発売中。