運動で痩せるより、食べて痩せる方が効率的!
こうした松田さん自身の経験から生まれた“すぐ身につく食習慣=瞬食ダイエット”。着目したのは、基礎代謝をアップさせることだった。
「多くの方が仕事や家事、ハードな運動などでエネルギー消費しようとされますが、そうした身体活動による代謝率って、実はわずか30%なんですよ。全体の60%と大半を占めるのが寝ているときや呼吸するときなどに自然と消費されていく基礎代謝。食べたものを効率的にエネルギーに変える方法とは、基礎代謝をアップさせることなんです」
しかし、残念ながら、基礎代謝量は年を重ねるごとに低下してしまう。原因は加齢によって筋肉量が減り、細胞が老化してしまうことだ。これが、歳を重ねるとだんだん太りやすくなる理由の一つ。
基礎代謝をアップするには、筋肉量の維持が必須だが、「つらい筋トレをする必要はない」と松田さんは言い切る。
「女性は男性に比べて筋肉がつきにくく、30歳を過ぎると1年で1%筋肉が減っていくといわれています。でも大丈夫!毎食たんぱく質を意識的に摂れば、筋肉量は維持されますし、食後の体温が上がって脂肪が燃えやすくなります。つらい筋トレより、食べて“貯筋”の方が賢い選択なんです」
2大やせ栄養素“たんぱく質+ビタミンB郡”をセットで摂るだけ!
松田さんが提唱する基礎代謝を上げる食事法とは、2大やせ栄養素“たんぱく質とビタミンB郡をセットで摂る”というもの。
「たんぱく質のほか、糖質、脂質は人間の身体に不可欠な栄養素ですが、代謝が滞ると、カロリーが余って脂肪に変わってしまいます。このたんぱく質、糖質、脂質の代謝を加速させるエンジンの役割を果たすのがビタミンB群なんです。セットで摂取することで効率的にエネルギーに変えていくことができます」
瞬食ダイエットとは、たんぱく質で筋肉量を維持しながら、ビタミンB群で代謝を促進する。このダブルアプローチで基礎代謝をアップさせ、脂肪が燃えやすい完全やせ体質に変えるというダイエット法なのだ。