目次
Page 1
ー 軽井沢の警備体制に“異変”
Page 2
ー 「皇族が無駄に税金を使っている」

 10月20日、美智子さまは89歳の誕生日を迎えられる。

「今年5月、新型コロナウイルスが5類に移行され、感染対策が緩和。それを受け、上皇さまとともに7月には栃木県の那須町で、8月には長野県の軽井沢町で静養されました。那須では昭和天皇ゆかりの場所『那須平成の森』を、軽井沢ではおふたりが出会われたテニスコートを訪れるなど、充実した夏を過ごされました」(皇室ジャーナリスト)

軽井沢の警備体制に“異変”

上皇ご夫妻が軽井沢での静養中に外出される際は8台の車列が組まれる(読者提供)
上皇ご夫妻が軽井沢での静養中に外出される際は8台の車列が組まれる(読者提供)

 一方、4年ぶりのご静養となった軽井沢の警備体制には“異変”が起こったという。

「奉迎には地域住民や観光客など、合わせて60人ほどが集まりました。警察はその全員に、手荷物検査、金属探知機での検査、交通手段や同行者の有無に関するチェックを行っていたのです」(近隣に住む女性、以下同)

 8月、上皇ご夫妻が『軽井沢高原文庫』をご訪問されたときのこと。そのお姿を一目見ようと、沿道での奉迎の列に加わったという地元女性はこう振り返る。

奉迎者の荷物をポリ袋に入れさせるなど物々しい雰囲気(読者提供)
奉迎者の荷物をポリ袋に入れさせるなど物々しい雰囲気(読者提供)

美智子さまはベージュのお洋服にお花のブローチをあしらわれて。私たちの前をお通りになるときはマスクを顎まで下げて、にこやかな表情でお手を振ってくださいました。美智子さまの和やかな雰囲気の一方で、警察の方はピリピリしていましたね。手荷物は渡されたポリ袋に入れて、地面に置くよう指示されたんです。ご夫妻が軽井沢にいらっしゃるたびに奉迎に参加していたのですが、こんなことは初めてでした」

 そんな中、10月10日に発売された『文藝春秋』11月号掲載の特別エッセイ『美智子さまが狙われている』が話題を呼んでいる。上皇ご夫妻が“爺”“皿婆”と揶揄されるなど、誹謗中傷の渦中にある実態を挙げ、その背景を分析した同エッセイ。寄稿した名古屋大学大学院の河西秀哉准教授に話を聞いた。