洗濯物のイライラ解消アクション
(1)洗剤は片手で計量でき、なおかつ液だれしない詰め替えボトルに。現在はレックの容器を愛用。
(2)洗濯するもの、乾燥した洗濯物を一時置きできるよう、マグネット式の折り畳みかごを洗濯機前に設置。洗濯機や乾燥機から移すのが簡単になり、しゃがむ必要がないよう腰高に設置。
(3)折り畳みかごから、振り返ってそのまま背面にある収納場所へタオルや下着を収納。開けて閉めるというムダなアクションを減らすために、収納場所に元あった扉は撤去。
(4)タオルや下着は畳まず、放り込むことで、洗濯物を畳んで収納する手間を大幅カット。
最小限の動作で家事が完了するシステムづくりを
ポイントは「どこに何を入れるべきかを明確にする」「取り出すときのことまで考えて配置」の2つ。ここまで整えておけば子どもでも収納のお手伝いができる。
自分や家族の日常を観察する
動きに合わせ収納場所をアレンジ
「片づけは、自分だけが頑張るのではなく、家族それぞれが自分のものを自分で片づけてもらえるようにするのが“自分がラクをして”きれいを保つ秘訣です」
例えばakiさん宅では、忙しい朝や帰宅後に家族がどう動いているかを考えて、収納場所とともに寝る場所をチェンジした。
「昔は家族そろって2階で寝ていましたが、今では1階の和室に布団を敷いて寝るように。ですから、家族全員が毎日ほぼ1階のみで過ごしています。
階段を上がって下りてのアクションがなくなるだけで、着替えもスムーズになり、学習グッズも取り出しやすくなって、最短動線がすごく捉えやすくなりました」
家族それぞれのモノの収納場所については、動線を考えてakiさんがまず場所を提案。それから、実際に使う家族に相談しながら調整する。
「自分のみの考えを押しつけては片づけは長続きしないと思います。相談すると、子ども自身が困っていることや、不便だなと思うことを話してくれて、一緒にどうするかを考えたり、よりよい収納アイデアを提案してくれることも多いんです」
さらに、夫が普段使うものも2階のクローゼットから玄関入って正面の場所へと移動。
「階段下収納は、元は日用品のストックに使っていた場所ですが、突っ張り棒を設置して小物も収納できる夫の簡易クローゼットに変えました」
おのおのの行動に沿った収納法で、夫と子どもの動きがスムーズになり、自分のものは自分ですぐに片づけるように。結果、リビングが家族のモノで散らかることなく、整った状態にキープ。
「とにかくリビングがすぐ片づく。子どもに『コラッ!片づけなさい』と声を上げることは、ほとんどなくなりました」